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プランタ・サピエンス 知的生命体としての植物

パコ・カルボ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041134658
ISBN 10 : 404113465X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

私たちの世界の見方を一変させる、“植物の知性”最新研究。「人間の背景に過ぎない」と思っていた植物たちが、驚くほど高い知性を持ち、自分が置かれた状況を把握し、未来を予測し、他の生物とコミュニケーションすら取っているとしたら―人間は、彼らとの関係をいかに見直すべきか?世界で唯一植物の知性を専門とするMINTラボ代表研究者・科学哲学者の著者が描く、持続可能な社会への新提言。

目次 : 第1部 植物の見方を改める(目に入らない植物/ 植物の視点を求めて/ 植物の賢い行動)/ 第2部 植物の知性を科学する(植物の神経系/ 植物は思考するのか?/ 生態学的認知)/ 第3部 実を結ぶ(植物であるとはどういうことか?/ 植物の解放/ グリーン・ロボット)

【著者紹介】
パコ・カルボ : 科学哲学教授。ムルシア大学(スペイン)のミニマル・インテリジェンス・ラボ(MINTラボ)に在籍。主に、植物に知性がある可能性の探求・実証を研究課題とし、植物神経生物学と生態心理学を組み合わせた実証研究を通じて、植物の知性の生態学的基盤の解明に取り組んでいる。過去10年の間に世界各地で、学者や一般の聴衆を対象に、植物の知性をテーマにした数多くの講演会を開催している

ナタリー・ローレンス : ライター兼イラストレーター。ケンブリッジ大学で科学史・科学哲学の博士号と修士号、動物学の修士号を取得。“BBC Wildlife”誌や、“Aeon”や“Public Domain Review”などのオンライン雑誌に寄稿しているほか、TEDxの講師を務めたり、BBC放送の『Woman’s Hour』に出演したりした経験もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 小太郎

    NHKの「植物に学ぶ生存戦略」や「超進化論 植物からのメッセージ」などで取り上げられている植物の知性というテーマに興味があって読みました。読んでみてやはり植物には動物とは全然違っているけれど知性と呼んでいいだけの能力があるんだと驚きました。植物が認知機能を持ち主体としての概念があることを反論や反証を丁寧に拾い上げ(ダーウィンの頃からこういう論争があったのも驚き)きっちりと論証しているのは素晴らしい。人類の知性とはまったく異質の存在植物全般との関わりを今一度考える為の良き指標になる本だと思います。★4

  • mkisono

    少し前のNHKスペシャルで、植物同士がコミュニケーションしている様子を紹介していたが、この本でも植物の様々な能力が紹介されている。植物に知性や意識はあるのか? そもそも意識とは何かが定まっていないように思うので、結論が出ない議論とは思いますが、植物をもっと尊重すべきかもなと思いました。そのためには認識を根本から改める必要もありそうで、例えば植物は「頭を土に突っ込んだ生物」と考えるアイデアには驚きました。

  • yooou

    ☆☆☆★★ 植物の持つ能力について我々はまだまだ知らないことがあると思う。しかし意識があるとするのはちょっと無理があるというか定義の問題のようにも思う。

  • 亜済公

    刺激的な本。だが引かれている植物の研究が指し示すのは人間と動植物との間に明確な線引きがなされないという一点であり、むしろ「知性」という言葉が幻想であることの証明であるように思う。そも、「知性」などという未定義の概念を拡張しようという戦いは、原理的に明確な敵を持つことができない(ゆえに明確な到達点もありえない)意味で不毛ではないのか。

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