パガニーニの無伴奏カプリース全曲を、
さまざまな編曲で味わう、画期的なプロジェクト。
1990年生まれ、ザハール・ブロン門下のドイツのヴァイオリニスト、ニクラス・リーペによる刺激的かつ画期的なプロジェクト。 パガニーニの『24のカプリース』は、ヴァイオリンたった1台による作品で、最も壮大で最も高い技術が要求される作品です。この曲は後にシューマン、クライスラー、シマノフスキなどが、ヴァイオリンとピアノのために編曲を行っています。
2017年ドイツ音楽コンクールで優勝したヴァイオリニスト、ニクラス・リーペは、アレンジャーとして有名なアンドレアス・N・タルクマン[1956-]氏とコラボレーションを行い、国際的に活躍している作曲家やクラシック音楽、映画音楽、ミュージカルのアレンジャー計15名に、ソロ・ヴァイオリンと管弦楽のために編曲を依頼しました。「カプリースは単に技術的以上のものであり、すべてのヴァイオリニストにとって宝石であり続けている」とリーペが語っているように、この傑作は新しい作品へと装いを変え、オーケストラはあらゆる面で挑戦的なことを行っています。同時に、ヴァイオリン独奏部分の高い技術的にも表現的にも全く損なわれていません。その結果、ロマンチックな作風ものからジャズ的なエレメントまで、多くのスタイルに通じた魅惑的な音楽の旅が、ここに収録されることとなったのです。(輸入元情報)
【収録情報】
1. パガニーニ:24のカプリース Op.1 全曲〜様々な現代作曲家によるソロ・ヴァオリンと管弦楽への編曲版
第1番:シューマンのヴァイオリンとピアノ版(1853年)に基づきタルクマンによって編曲されたオーケストラ伴奏版(2016年)
第2番:アンドレアス・ゲンメル[1978-]によるオーケストラ伴奏版(2017年)
第3番:ヘンリク・アルブレヒト[1969-]によるオーケストラ伴奏版(2017年)
第4番:ジェラール・タメスティ[1952-]によるオーケストラ伴奏版(2016年)
第5番:バスティアン・ブント[1987-]によるオーケストラ伴奏版(2017年)
第6番:トビアス・ロッカー[1972-]によるオーケスト伴奏版(2016年)
第7番:ペーター・ヴェーゼンウアー[1966-]によるオーケストラ伴奏版
第8番:ベンヤミン・シャウアー[1987-]編曲版(2017年)
第9番:ジャック・ティボーのヴァイオリンとピアノ版に基づくタルクマンによって編曲されたオーケストラ伴奏版(2016年)
第10番:マルティン・メッスマー[1959-]によるオーケストラ伴奏版(2017年)
第11番:フリードリヒ・ハインリヒ・カーン[1980-]によるオーケストラ伴奏版(2016年)
第12番:シュテファン・レンツ[1963-]によるオーケストラ伴奏版(2017年)
第13番:クライスラーのヴァイオリンとピアノ版に基づきタルクマンによって編曲されたオーケストラ伴奏版(2016年)
第14番:タルクマンによるオーケストラ伴奏版(2016年)
第15番:クラウス・キューンル[1957-]によるオーケストラ伴奏版「パガニーニのカプリース第15番による歪み」(2016年)
第16番:シドニー・コルベット[1960-]によるオーケストラ伴奏版「パガニーニ・リミックス」(2016年)
第17番:アドルフ・ブッシュのヴァイオリンとピアノ版に基づきタルクマンによって編曲されたオーケストラ伴奏版(2016年)
第18番:アンドレア・チョラニー[1964-]によるオーケストラ伴奏版(2016年)
第19番:ドミニク・J・ディーターレ[1989-]によるオーケストラ伴奏版(2016年)
第20番:マリオ・ピラティ[1903-1938]のヴァイオリンとピアノ版に基づきタルクマンによって編曲されたオーケストラ伴奏版(2016年)
第21番:シマノフスキのヴァイオリンとピアノ版に基づきタルクマンによって編曲されたオーケストラ伴奏版(2016年)
第22番:シュテファン・コンツ[1984-]によるオーケストラ伴奏版(2017年)
第23番:シューマンのヴァイオリンとピアノ版に基づきタルクマンによって編曲されたオーケストラ伴奏版(2016年)
第24番:シュテファン・コンツ[1984-]によるオーケストラ伴奏版(2017年)
2. ファジル・サイ[1970-]:パガニーニ=ジャズ(2007年):ジャズ・クァルテットのためのタルクマン編曲版、2017年)
ニクラス・リーペ(ヴァイオリン)
ニルス・リーペ(ピアノ:2)
トマス・シュライバー(ベース:2)
ヨッヘン・イレ(ドラム:2)
ミヒャエル:ゲートナー(ビブラフォン:2)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団(1)
グレゴール・ビュール(指揮:1)
録音時期:2017年1月、8月
録音場所:ザールブリュッケン、ザールラント放送大ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)