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ねじまき少女 上 ハヤカワ文庫

パオロ・バチガルピ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150118099
ISBN 10 : 4150118094
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

〈受賞情報〉星雲賞海外長編部門(小説)(第43回)

【著者紹介】
パオロ・バチガルピ : 1973年コロラド生まれ。オバーリン大学で、東アジア学と中国語を専攻した。在学中から中国に渡航し、教師などをしながら数年間を中国で暮らす。帰国後はウェブ開発者や環境専門誌の編集者をしながら小説を書き、1999年に『F&SF』誌に掲載された中篇“Pocketful of Dharma”でデビューを果たした。2005年に発表された「カロリーマン」は、シオドア・スタージョン記念賞を受賞。2008年に発表の「第六ポンプ」では、ローカス賞ノヴェレット部門を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    幕開きは『ブレードランナー』のオープニングを思わせるような、ひたすらに混沌とした世界が拡がっている。選ばれた街はバンコック。近未来SFなのだが、世界はエネルギーを大幅に失っており、街を行くのは人力車である。また、チビスコシス病や瘤病など様々な病気も蔓延する。主人公はアンダースンとエミコ(ねじまき少女である)かと思われるのだが、他にもホク・センやジェイディーなど、怪しげな人物たちが跋扈し、これもまた混沌としている。この猥雑なアジア的混沌から、物語がいかに紡ぎ出されるのかが下巻の見どころかと思われる。

  • ねりわさび

    疫病と深刻な環境破壊により世界は崩壊、その中で新たなエネルギー源と新社会秩序を掌中にした未来のタイで、人造人間の少女をメインに様々な登場人物がおりなすドラマを描いたSFサスペンス小説。冷酷なポリティカルでありつつ心情的表現も組み込まれた構成で印象に残る。ヒューゴー、ネヴュラ賞他多数を受賞した作品。再読ですが面白かったです。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    アジアを舞台にしたスチーム・パンクSFで思い出すのは、ネオサイタマとかチバですが、こちらの舞台はタイ・バンコク。しかもこの作品は、電子技術が発達し、電脳的に拡張された未来世界を描く、従来のパンクSFとは真逆でエネルギー資源が枯渇し、疫病が流行る、現在の電力消費社会の危惧を描いているのです。ンガウという果実という自然(アナログ)から社会のシステム(デジタル)の破壊という飛躍が面白いです。そしてねじまき少女(新人類)のエミコの感情と理性が一致していないということに「自我の統合」への問いかけが為されていると思う

  • とくけんちょ

    人や食物に対する伝染病が蔓延して、人々の生活レベルは下がり、食糧危機に襲われている。そんな時代のアジアが舞台。とにかく、描かれる人や街の雰囲気は猥雑で、ゴミゴミしている。しかし、力強い。アジアって、生きる力にあふれている。話の主題は権力争い。ちょっと世界観を支える造語が読みにくい。訳もややこしい、一冊の中でも、読みにくいところと読みやすいとこがある。粗削りな印象だが、ストーリーはいい。

  • fukumasagami

    「ときどき祖母の霊を見るんです。うちの近くの仏塔のまわりを彷徨いているのを。一度なんか、もっといい国にしてくれないと輪廻して戻ってこられないといわれましたよ」

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