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ザ-ヒル

パウロ コエーリョ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784042750086
ISBN 10 : 4042750087
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

すべての旅は愛の物語である。『アルケミスト』コエーリョによる半自伝的話題作!!

ある日、著名な作家のもとを妻が去った。作家はその後も成功を重ね、新しい恋も始めたが、当惑は止まない。彼女は誘拐されたのか、それとも単に結婚生活に飽きたのか。答えを求め、作家は旅に出る。フランスからスペイン、クロアチア。数々の不思議な出会いに導かれ、ついには中央アジア平原へ。風吹きすさぶその地で、作家が触れる愛の真実と運命の力とは――。コエーリョの半自伝的小説。

Content Description

ある日、著名な作家のもとを妻が去った。作家はその後も成功を重ね、新しい恋愛も始めたが、当惑は止まない。彼女は誘拐されたのか、それとも単に結婚生活に飽きたのか。答えを求め、作家は旅に出る。フランスからスペイン、クロアチア。数々の不思議な出会いに導かれ、ついには中央アジアの平原へ。風吹きすさぶその地で、作家が触れる愛の真実と運命の力とは―。コエーリョの半自伝的小説。

【著者紹介】
パウロ コエーリョ : 1947年ブラジル、リオデジャネイロ生まれ。世界中を旅した後に音楽とジャーナリズムの世界へ入る。87年、初の著書『星の巡礼』(角川文庫)を発表して注目を集め、88年に刊行した『アルケミスト』(角川文庫)が世界中でベストセラーになる。現在は世界を旅しながら精力的に執筆活動を続けている

旦敬介 : 1959年生まれ。作家・翻訳家としてメキシコ、ケニア、ブラジルなどで暮らしたのち、現在、明治大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Gotoran

    作家として成功しているものの、ある日突然、妻がいなくなり、自分の人生を再考するはめになった主人公。妻を探し出す過程で、妻への罪の意識、嫉妬心、怒り、悲しみ、虚しさを乗り越え、不思議な導き(例えば、アザフスタンの遊牧民の自然信仰「テングリ」)によって、精神性を高め新たな価値観を生み出す。表面的・形式的な愛や自由では得られない精神的な心の安らぎとは?『ザーヒル』とはアラビヤ語で“明らかに存在し認知しないわけにはいかない”という意味らしい。読んで気付く意味深なタイトル。著者の半自伝的作品を満喫。

  • コージー

    ★★★★☆失踪した妻を探し求め、真実の愛へとたどり着くある作家の話。『ザーヒル』とは、盲目的に意識が囚われてしまう存在のこと。この作家にとってのザーヒルは、彼の元を去った妻であった。しかし聖なる存在と交信できるという不思議な青年と出会うことによって、彼の心はだんだんと浄化されていく。コエーリョも経験したという宗教儀式や巡礼などがこの話の大事な骨格になっている。そのため、内容的にはすぐには受け入れがたい部分もあるが、著者独特の冒険仕立てのストーリーがこの話のスパイスとなっていると思われる。

  • 磁石

    人生は大いなる冒険であり続ける。あり続けなければならない。習慣や常識・順応点の硬い殻に隠された無限の力、愛。ソレは奔放な、野生の力。決して支配することはできない、受け入れ身を任せるだけ。ソレと一体化することが、人生に魔法の瞬間をもたらし続けてくれる。主人公が奥さんに会うために紆余曲折を経ることがなかったのなら、再会したとき手を取り合うことができなかったはず。情熱というものは年と共に失わせていくものではない、むしろ高まり他に飛び火するほどまで強くなっていく。著者の作品には、いつも頭を打たれる。

  • saeta

    ボルヘスの小説からインスパイア?されたのか、ちょっと興味を惹かれて読んで見ました。前回のアルケミストを読みながらも感じていた、この作家からそこはかとなく漂うカルト臭を今作を感じてしまった。面白そうないくつかの挿話を繋げただけの印象で、人物描写なのか奥行きを全く感じなかった。このまま凡庸なハッピーエンドかな?と思ったが、物語が閉じた後を想起させる終わり方で、ややホッとした。

  • もくたつ(目標達成)

    5.上質な人生を送る著名人の主人公が、自分の人生の意味等を振り返っていく。物語の静かな進展に息を呑みつつ、社交界の描写はリアルだった。

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