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弓を引く人

パウロ・コエーリョ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041114162
ISBN 10 : 4041114160
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

この国で一番の弓の名人である哲也は、現在、小さな村の普通の大工として生きていたが、ある日、遠い国から来た別の弓の名人から挑戦を受けた。哲也はこの挑戦を受けることによって、その弓の名人だけでなく、村の少年にも弓の真髄を教えるのであった―。

【著者紹介】
パウロ コエーリョ : 1947年ブラジル、リオデジャネイロ生まれ。現代において最も影響力のある作家の一人といわれている。2002年よりブラジル文学アカデミー会員。著作の多くが世界的ベストセラーとなり、88か国語に翻訳され、これまで170以上の国々で3億2000万部以上を売り上げた。多くの名誉ある賞を受賞しており、そのなかにはフランスのレジオン・ドヌール勲章がある。2007年には国連ピース・メッセンジャーに任命された

山川紘矢 : 1941年静岡県生まれ。東京大学法学部を卒業後、大蔵省に入省。87年に退官し、亜希子夫人とともにスピリチュアル・ブックを日本に翻訳紹介しつづける

山川亜希子 : 1943年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業後、大蔵省勤務の夫とともに海外生活を経験し、マッキンゼー・アンド・カンパニーなどの勤務を経て、翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いこ

    弓道の達人が、村の少年に「弓の道」を教えるという設定の話。その語られる言葉たちが、もう、一つ一つ美しくて感激してしまった。私は、いつの間にか静謐な弓道場にいる。正座をして、師の言葉に耳を傾けている。「弓を引き絞る、正しい呼吸をする、的に集中する、自分の意志を明確にする、姿勢を優雅に保つ、的を敬う。弓の道は人間のどの活動の中にも存在する。」「茶道」や「武士道」など、「道」を極めることは大変難しい。しかし、極められた技・所作・言葉等は、その極めることの難しさゆえに、いつまでも美しく輝いている。

  • ケロリーヌ@ベルばら同盟

    読みながら姿勢を正す。弓道と求道は、極めて近い。弓弦、矢羽根、大気を振動させ生じる清澄な音色が導く心の行方。対象を敬い、弓を引き絞り、全身全霊で矢を放つ。鍛錬と魂の有り様が凝固するその瞬間。砂色の地に、黄土色、白と墨。簡素で端正な装画に惹かれ手に取った本。美しいことばの矢が、読者の胸に深々と刺さり、生きる喜びと畏れが、泉のようにこんこんと湧きだす。

  • ナミのママ

    20代で『アルケミスト』を読んで以来、パウロ・コエーリョの作品は全て読んでいる。今作は短い作品でイラストも入っている。精神世界系の作品である事には変わりないが、ほとんどが弓をたとえに使っている。弓、矢、的。日本人にとって(海外の人はどうか知らないが)あまり馴染みのないもの。弓を射った事がない人が多いのでは?そのせいかピンと来ない。言わんとしている事はわかるのだがストンと落ちない。著者の作品の中ではわかりにくいものに思えた。

  • Y2K☮

    「弓の道」とは社会生活から離れて行う大仰なものではない。日々の暮らしの中に潜んでいる。技の習得も大事だが、そこに囚われるとより大事なものを見落とす。禅における「悟り」の捉え方と似ている気がした。書店やスーパーのレジ打ちがそうであるように、繰り返すことの内容は実は一回ごとに全て異なっている。本を読み、文章を書く行為もまた同じ。正しい動作をしたのなら失敗を恐れずに矢を放つ。放ち続ける。的を外したら次はどうしたらいいかを学ぶ。もし自分が的ならどんな矢に射貫かれたいかと考える。射手の熱意が的の存在に意味を与える。

  • SHIN

    まるでポエムかのように人の生き方≠弓・矢・的で例えている。人は魂(心)を伴って行動すると、強い出会いを引き起こすという。その他、喜びを感じてる人と仲良くすると、喜びは伝染するとのこと。反対に、ネガティブも伝染するから気をつけなければならない。

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