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ISBN 10 : 4309462537
Content Description
性的不道徳が謳歌され「ベッドがパリを支配した」十八世紀ヨーロッパ、エカテリーナ女帝とロシア宮廷、マリー・アントワネットとサドに代表される大革命の血の陶酔と性的倒錯、ヴィクトリア女王と十九世紀のブルジョワ的偽善、そして社会主義革命と二度の大戦を経て現代のセックス革命に連なる風俗の変遷を、真の人間解放への過程としてとらえる包括的風俗史。
目次 : 1 「許された性的不道徳」―ロココの時代/ 2 「血が流されなければならない…」―一七八九年から一八四八年まで/ 3 「愛の隊商宿」―世紀の半ば/ 4 「衝動を現世で律しなければならない…」―十九世紀から二十世紀への変わり目/ 5 「戦争と愛とはしっくりしない」―一八九〇年から一九一八年まで/ 6 「殖えよ!」―一九一八年から一九四五年まで/ 7 よりよく生き、よりよく愛する―セックス革命
【著者紹介】
パウル・フリッシャウアー : 1898‐1977年。オーストリアの著名な文化史家。大学で歴史と国家学を専攻、1920年代には、ウィーン、ベルリン、ロンドン、パリでジャーナリストとして活躍する。その文化史的な著書の多くは各国語に翻訳され、多くの読者を獲得している。その功績によりオーストリア連邦大統領から名誉学位を授与された
関楠生 : 1924年、静岡生まれ。東大独文科卒。東大、独協大教授を経て、東大名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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