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ISBN 10 : 4588009702
Content Description
近代の多様化したさまざまな学問は各々どのような目的をもち、いかなる規範に従っているのか。歴史的現象としての個別諸科学を思惟科学/存在科学/精神科学の三つに分類し、人間精神の創造物として体系的に捉えることでその包括的理解をめざす試み。学問の存在意義と大学の理念が問いなおされる現在あらためて読まれるべき、神学者ティリッヒの一九二三年の学問論。
目次 : 一般的な基礎論(諸学の体系の意味と価値/ 諸学の体系の原理/ 諸学の体系の構築/ 諸学の体系の方法)/ 第1部 思惟科学、あるいは観念的な科学(基礎論/ 論理学/ 数学/ 思惟科学と現象学)/ 第2部 存在科学、あるいは実在的な科学(基礎論/ 存在科学の体系)/ 第3部 精神科学、あるいは規範的な科学(基礎論/ 精神科学の体系)/ 結論的な考察(学問と真理/ 学問と生)
【著者紹介】
パウル・ティリッヒ : 1886‐1965。カール・バルト、ルドルフ・ブルトマンと並ぶ20世紀を代表する神学者。ベルリン大学、テュービンゲン大学、ハレ大学で神学と哲学を学ぶ。ハレ大学、ベルリン大学、ライプツィヒ大学などで教鞭を執り、フランクフルト大学の教授となるが、ヒトラー政権による迫害でアメリカに亡命。その後、ユニオン神学校、ハーヴァード大学、シカゴ大学の教授を歴任。キリスト教の真理性を独自の仕方で弁証し、問いと答えの相関論に基づいて、哲学と神学の統合を試みた
清水正 : 1944年生まれ。東京神学大学大学院神学研究科博士課程修了。元青山学院高等部教諭。専門は組織神学
濱崎雅孝 : 1971年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。現在、京都大学、奈良産業大学ほか非常勤講師。専門は現代神学、宗教哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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