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教育スケッチブック 新装版 バウハウス叢書

パウル・クレー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784805510520
ISBN 10 : 4805510528
Format
Books
Release Date
August/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

バウハウスでの自らの授業を「形式的手段とのお付き合い」と呼んだクレー。その彼が造形芸術の手段としての線、明暗、色について、ヴァイマール時代の1921‐22年に行った形態論の授業のエッセンス集。クレーの手になるスケッチと注釈を多数収め、自らの創作方法を明確にして独自の思索を深めてゆく過程をつぶさに伝える。

【著者紹介】
パウル・クレ- : 1879‐1940。スイスの首都ベルン近郊のミュンヘンブーフゼー生まれの画家、美術理論家。1899年頃よりドイツ・ミュンヘンの美術学校で学び、1910年に初めての個展をスイスで開く。次第にW・カンディンスキーらの「青騎士」グループに接近し、1912年パリを訪れた際にはフランス・アヴァンギャルドのメンバーと親交を結ぶ。第一次世界大戦での動員を経て、1920年ミュンヘンで大規模な個展を開く。W・グロピウスよりヴァイマール・バウハウスへの招聘を受け、1921年から1931年までバウハウスの様々な工房の親方/教授として教鞭をとる。バウハウスを去った後、デュッセルドルフの美術学校に勤めるが、ナチス台頭によりスイスへ亡命。皮膚硬化症を患いながら晩年まで制作活動を続けた。ロカルノのサナトリウムにて死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • roughfractus02

    形は運動と力の表現であり、世界は動いている。静止状態で記憶したデータで世界を作り出す直立する身体と視覚優位の意識の錯覚をすり抜ける子供の揺れ動く身体がそのままキャンバスに向かうように、著者は線を受動的に引かれる対象ではなく能動的に「散歩」するものと捉えた。一次元化した線のうねりが見えない力と運動の効果なら、形は構造を生成して2次元を作り、その積み重ねは相互の引力(重力)で運動エネルギーを持つように静止しても不安定さを生む。バウハウスでの講義を収録した本書は、製作者の生きた身体からの絵画制作の手引きとなる。

  • ロバーツ

    スイスの美術理論家クレーの講義資料。色彩変化のエネルギーが興味深い。

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