バーバラ・ワーセイム・タックマン

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八月の砲声 上

バーバラ・ワーセイム・タックマン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480088673
ISBN 10 : 4480088679
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1914年6月28日、サライェヴォに響いた一発の銃声がヨーロッパに戦火を呼びこんだ。網の目のような条約で相互に結ばれた各国指導者たちは、開戦準備に奔走する一方で戦争回避の道を探るが、戦火は瞬く間に拡大する。情報の混乱、指導者たちの誤算と過信。予測不能の情況のなかで、軍の用意していた戦術だけが既定方針として着々と実行され、世界は戦争の泥沼に沈んでいった。―第一次世界大戦の勃発に際し、政治と外交と軍事で何がどう決定され、あるいは決定されなかったかを克明に描いてピュリッツァー賞に輝いた、戦争ノンフィクションの傑作。上巻はブリュッセルの陥落までを収録。

目次 : 大葬/ 戦争計画(「右翼最右端は、袖で海峡をかすって通れ」/ セダンの影/ 「ただ一名の英国兵…」/ ロシア式蒸気ローラー)/ 戦争勃発(八月一日のベルリン/ 八月一日のパリ ロンドン/ 最後通牒とブリュッセル/ 「落ち葉のころには家へ帰れる」)/ 戦闘(「手中の敵ゲーベン号をとり逃がす」/ リエージュとアルザス/ 英国海外派遣軍大陸へ向かう/ サンブル・エ・ミューズ)

【著者紹介】
バーバラ・W・タックマン : 1912‐89年。ニューヨークの名門に生まれ、ハーヴァード大学を卒業。政治評論誌「ザ・ネーション」の論説や特集記事を担当し37年には記者としてスペイン内乱を取材、英国評論誌特派員ののち、文筆家として活躍。63年に『八月の砲声』でピュリッツァー賞を受賞、72年には『失敗したアメリカの中国政策』で再受賞した

山室まりや : 1915‐94年。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みねたか@

    上巻は第一次世界大戦開戦に至る過程とドイツのベルギー侵攻までを描く。各国間の駆け引き,各政権内における議論が生き生きと活写され,さすがピュリッツァー賞受賞作である。しかし残念ながら楽しめなかった。私に入り組んだ歴史背景や,各国要人について知識があれば面白く読めたに違いない。また,本書は「各国軍部政権の行動の累積が誰もが望まない戦争を生み出した」様を鮮やかに描き出しているらしいが,私にはそのようには読めず,これは単純に読解力の問題かもしれない。いずれにしろ下巻はしばらく保留。

  • kochi

    全世界で7000万人の兵士が参加したという人類史上最大級の戦争の一つ、第一次世界大戦を扱った著名なノンフィクション。ロシアに勝ったことで、名前の売れた日本も確か3ヶ所ぐらい登場。膨大な登場人物たちの言行が克明に再現されているが、きっと彼らのような偉い人達は戦後まで生き残り、半生記などを書いたからこそ、記録が残っているのだろう。後にナチとの戦いを主導したチャーチルなど、本書によれば単なる戦争好きとしか思えない。ベルギーの町の墓石に刻まれた「1914年」と「1944年」の2つの年度が小国の悲哀をものがたる。

  • ののまる

    第一次世界大戦がなぜ始まってしまったのかは、実は研究者の間でも定論がない。これを読むと「こうだったらいいな」「こうしてくれるはずよね」「え?しらんかった」のような嘘みたいな誤解や思い込みの積み重ねだったんだろうか? それにしても、もう人名の突然の投入が多すぎて、読みにくいったらない・・・

  • ソングライン

    第一次世界大戦の開戦までの経過が描かれますが、大戦の発端となったバルカン問題についてはあえて語られず、ヨーロッパの大国フランス、ロシア、ドイツ、そして英国の首脳の思惑、戦争実行者の将軍たちの現場での苦悩が膨大な資料の裏付けから作者が当事者を代弁する形で大戦記は進みます。西部戦線ではドイツが中立国ベルギーへ圧倒的な兵力で侵攻、抗戦しないと思われた中立国ベルギーは国王を中心に抵抗戦を試みます。ドイツの戦略に対応が遅れるフランス、重い腰を上げ参戦する英国、下巻へ。

  • モリータ

    サラエボ事件やバルカン半島の情勢についての記述を大幅に省くなど、いくつかの点で一般的な第一次大戦史と違っているが、特に、戦前の国際関係を作り上げたとも言えるイギリス王・エドワード七世の大葬(1910年)の時点から書き起こしているところが最も興味深い。また中立国ベルギーの状況・行動についても分量が割かれている。

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