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小公子 角川文庫

バーネット

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041095256
ISBN 10 : 4041095255
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2021
Japan

Content Description

セドリックは病気で父を亡くしてからも、周囲の人々に見守られながら、アメリカで生活していた。ある日、彼の前にドリンコート伯爵の弁護士が現れ、フォントルロイ卿として祖父の下で暮らすことに。母と2人でイギリスに渡ったものの、大好きな母は城の近くに居を構え、別々の生活を送ることになる。そんな中、セドリックの純真さと思いやりに心を動かされた伯爵は、頑なだった心を徐々に開いていく。児童文学の不朽の名作。

【著者紹介】
フランシス・ホジソン・バーネット : 1849年イギリスのマンチェスター生まれ。小説家。何不自由ない生活を送っていたが、幼くして父親を亡くし、一家でアメリカに移住する。貧しい家計を助けるために、得意としていた物語作りの能力を生かし、雑誌社に作品を送り始める。86年に次男をモデルにした『小公子』が出版されると大評判に。その後、1905年に『小公女』、11年に『秘密の花園』を刊行して、児童文学作家としての地位を確立。24年没

羽田詩津子 : 翻訳家。お茶の水女子大学英文科卒業。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 鱒子

    簡単に言っちゃうと、出木杉くんとスクルージの物語——などと身も蓋もないのですが、さすが世界的名作、心揺れるポイントがいくつも有り、温かな気持ちになります。33年ぶりの新訳だそうです。とても読みやすい。

  • くたくた

    小公子読み比べ中。この本は羽田詩津子さん訳。シャム猫ココシリーズでおなじみの翻訳家さん。以前に読んだ川端康成の訳よりは格段に読みやすい。比べてみると、川端は結構好き勝手に訳してるな、と思う。こちらの方が格段に丁寧。やっぱり女性の翻訳の方が優しい。まあ、セドリックが良く出来た子なのだが、セドリックを通じて伯爵を操作する(?)エロル夫人にややモヤる。セドリックが良い子過ぎるのもなんなのだが、孤児だったエロル夫人が善良で気品ありすぎなのもちょっとどうなの、と思わないでもない。でもまあ、1886年発売当初から

  • 金吾

    ◎純粋なセドリックの影響で伯爵がどんどんいい人になっていくのが楽しいです。愛情のすごさを感じます。

  • mahiro

    初めて読んだのは村岡花子訳、優しい感じの文で子供にはぴったりだったと思う。今回読み返す時他社の文庫版と比べて村岡訳とは雰囲気の異なる方を選んだ、作品の印象が変わる物ではないけれど。何度読んでも安心してストーリーを楽しめる、セドリックが良い子なのは勿論だけど周りの人もみんなセドリックにコロリと転がされる『善人』ばかりで微笑ましい気分になる、セドリックが成長した時本物の悪人に出会って騙されたらどうするんだろうと初読みの小学生時代でさえ思ったが、持前の心の豊かさと勇気で乗り切るに違いないと思っておこう。

  • キキハル

    急に読みたくなって。家にあるはずなのだけれど、どこにあるのか探しても分からなくて買ってしまいました。こういう純粋無垢な物語を欲するのは、たぶん少々疲れているからなのかも。淀み濁った心にはいいカンフル剤になります。後は小公女も読みたいが家の中で探す気力が湧いてこない。小人さんがそっと机の上に置いておいてくれないものかと、密かに期待している。

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