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バ-ナ-ド・リ-チ日本絵日記

バーナード・リーチ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061595699
ISBN 10 : 4061595695
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2002
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

宮川香山・六代乾山に師事、東西の伝統を融合し、独自の美の世界を創造したイギリス人陶芸家リーチ。昭和二十八年、十九年ぶりに訪れた第二の故郷日本で、浜田庄司・棟方志功・志賀直哉・鈴木大拙らと交遊を重ね、また、日本各地の名所や窯場を巡り、絵入りの日記を綴る。随所にひらめく鋭い洞察、真に美しいものを見つめる魂。リーチの日本観・美術観が迸る興趣溢れる心の旅日記。

目次 : 第1章 序曲、東と西/ 第2章 日本―第一印象/ 第3章 深まる印象/ 第4章 山陰・山陽の旅/ 第5章 浜田の益子/ 第6章 山国の旅―松本/ 第7章 穫入れの秋の本州をめぐる/ 第8章 東京‐京都/ 第9章 九州小鹿田にて/ 第10章 むすびそしてお別れ

【著者紹介】
バーナード・リーチ : 1887年生れ。イギリスの陶芸家。六代尾形乾山に作陶を学び、セント・アイヴスに築窯制作。独自の絵付と作風で世界的評価を得る。1979年没

柳宗悦 : 1889年生れ。宗教哲学者、民芸研究家、日本民芸館設立者、文化功労者。1961年没

水尾比呂志 : 1930年生れ。美術史家。武蔵野美術大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • sibarin♪

    原田マハさんの《リーチ先生》を読む前に。戦後の日本に1年8ヶ月滞在し、思う事・感じた事を日記に書き留めていたリーチ。東へ西へ各地を訪れて歓迎され 楽しかったり楽しくなかったりの会食・沢山のスケッチ・講演・展示会 等々精力的に動いていたらしい。民芸運動で関わる人はともかくとして、志賀直哉・武者小路実篤・梅原龍三郎・棟方志功など著名人が友人や知り合いとして登場したのは驚いた。日本が大好きな事、日本人より日本の風情や文化を大切に思う気持ちを持たれていた事を知れた。

  • 野のこ

    原田さんの「リーチ先生」を読んでもっと知りたくて借りました。私も伝統工芸が好きですが、諸言での「日本人のひとりとして」と言うことばが印象的でした。日記ではとてもチャーミングで楽しいところも多かったです。土地の人々、土、石、器をしっかり書きつつ、わくわく感が伝わる文章。柳さん濱田さん河井さんとの深い交流そして絆の強さを表すような日記でした。亀ちゃんも出てきました♪ってか金沢美大の校長やったんや!私の好きな須田さんに会われてるのはなんか嬉しい。絵は少なめでしたが日記は濃くて満足。「調和」を大切にしたいです。

  • Mayu

    リーチ先生から興味を持って読んでみました。一番驚いたのは、亀之助、という人物が実在していたこと。森亀之助という方で、ほんのちょっと出てくるだけですが、想像をかきたてられる書かれ方で、マハさんの着想はこの日記なのかなぁと思いました。後半に小鹿田焼の里の記述もあります。戦後バーナードリーチが日本を再び訪れた際に、様々な土地を見聞したり、講演や展示会をした記録で、リーチ先生に描かれている時代からどんな変化があったのか、当時の日本を窺い知るという興味深さもありました。鈴木メソードの鈴木鎮一氏のエピソードが印象的。

  • relaxopenenjoy

    英国人陶芸家リーチの、昭和28/29年にかけての訪日記。鋭い洞察、真の美を見つめる魂。リーチの日本観・美術観が迸る。 リーチの予備知識はあまりなかったが、この本は様々な事を学び気づかせてくれる本だった。ただの旅日記ではない。リーチは66才とは思えないほどのスケジュールで精力的に列島を縦断し、本職の製陶はもちろん、研究及び執筆、名窯、寺社等の訪問、後進の指導、講演、取材対応、トレッキングまでこなす。汽車車窓から見えるおびただしい広告や、ラウド・スピーカー、ラジオの騒音については、「非日本的」とばっさり批判。

  • 順子

    陶芸を趣味とする人が読んだら面白いんだろうなあ。私は日本民藝館にすら行ったことがない。リーチ氏が交流する人々も錚々たるメンバーで陶芸家だけでなく作家、宮様までいる。民芸品、工芸品と芸術作品との違いとは?などリーチ氏の考えが書かれていて興味深いのだが、翻訳が分かりづらい。柳宗悦氏が訳していて工芸のプロだが翻訳のプロではないので、文章が今一つスッキリしていない。文章はそんなだが著者の絵がたくさん、写真も面白い。民芸館にも行ってみようかな。

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