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ウォール街のランダム・ウォーカー 原著第12版 株式投資の不滅の真理

バートン・マルキール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532358235
ISBN 10 : 453235823X
Format
Books
Release Date
July/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

◆全世界で読まれている「投資のバイブル」
1973年の初版以来、全米累計150万部を超え、「投資の名著」として絶賛されるベスト&ロングセラー、A Random Walk Down Wall Streetの最新版。本書の主張は「インデックスファンドへの投資がベスト」というシンプルなものだが、類書と異なる点は、なぜ他の投資方法がインデックス投資に比べて劣っているのかを、データを示してしっかり論じているところだ。過去のデータを鑑み、アクティブファンドの長期リターンが市場平均を下回ることを証明し、「猿がダーツで選んだポートフォリオを運用するのと等しい」とこき下ろすあたりは、読んでいて痛快かつ明快である。
硬派な内容でありながら、数式はほとんどなく、グラフや表を多用しており、初心者にも理解しやすくなっている。間抜けなテクニカル分析手法やチューリップからITに至るバブルの話など、読み物としても面白く読める。

◆改訂のポイント
本改訂では、第4章の「21世紀の歴史」に仮想通貨の話題を3項ほど追加したほか(仮想通貨はとんでもないバブル、実体のないいい加減なものと言い放っているが)、前回の改訂で追加した「第11章「スマート・ベータ」は本当に役立つか」の章をさらに拡充。
スマート・ベータとは、時価総額(TOPIX)や株価(日経平均)のような"単純"な要素にウエイトを置くのではなく、「財務指標」や「株価の変動率」、「配当」など、より"スマート(賢い)"な要素にウエイトを置く考えのことで、日本でもETFや投資信託の拡充で関心が高まっている。本書ではより「リスクパリティ」(それぞれ保有する商品のリスクが均等になる考え)である投資手法を解説のメインに据えている。


編集者より

45年以上にわたるロングセラーの待望の改訂版が出版されました。

「インデックス・ファンド投資が最強の投資法」という主張は、初版出版時からまったくかわっていません。バブルの時代も、リーマン・ショックの時代を経ても、「これが最強」だと言い続けられるのは、すごいことだと言えるでしょう。

今回の改訂版では、いま話題の仮想通貨、そして、投資手法としては最新の「リスク・パリティー」戦略などを掲載。時代とともに新しい手法が出てくるものの、やはり結論は変わらないというのが、この本が「バイブル」といわれるゆえんでしょう。

もうひとつ、この本で注目していただきたいのは、訳者の井手氏の「あとがき」です。井手氏は自らも投資理論の専門家で、日本語版の訳にずっと関わってきました。日本語版をはじめて90年代に出版したころは、日本の市場はまだ米国とは違っていて、本書は米国の事情を知る「教養本」という位置づけだっただろうと言います。しかし、最近は日本の人が読んでも役に立つ「実践の手引書」になったとしています。本書の活かし方がよくわかるので、このあとがきも是非熟読いただきたいと思います。

(2019.7.22)


目次

 第1部 株式と価値
第1章 株式投資の二大流派

第2章 市場の狂気

第3章 1960年代から90年代にかけてのバブル

第4章 21世紀は巨大なバブルで始まった

 第2部 プロの投資家の成績表
第5章 株価分析の二つの手法

第6章 テクニカル戦略は儲かるか

第7章 ファンダメンタル主義者のお手並み拝見

 第3部 新しい投資テクノロジー
第8章 新しいジョギング・シューズ――現代ポートフォリオ理論

第9章 リスクをとってリターンを高める

第10章 行動ファイナンス学派の新たな挑戦

第11章 「スマート・ベータ」と「リスク・パリティー」−−新しいポートフォリオ構築方法

 第4部 ウォール街の歩き方の手引
第12章 財産の健康管理のための10カ条

第13章 インフレと金融資産のリターン

第14章 投資家のライフサイクルと投資戦略

第15章 ウォール街に打ち勝つための三つのアプローチ


著者・監修者プロフィール

バートン・マルキール(ばーとん・まるきーる)
プリンストン大学教授
1932年生まれ。プリンストン大学経済学博士(PhD)。同大学経済学部長(1974-75、77-81)、大統領経済諮問委員会委員(75-77)、エール大学ビジネススクール学部長(81-88)、アメリカン証券取引所理事などを歴任。世界的な投信会社バンガードの社外取締役としても活躍。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

井手 正介(いで まさすけ)
翻訳家
1942年生まれ。一橋大学商学部卒。ペンシルベニア大学ウォートン・スク-ル経営学修士(MBA)。米国公認証券アナリスト(CFA)。野村総合研究所、野村マネジメント・スクール研究理事、青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授などを歴任。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

【著者紹介】
バートン・マルキール : 1932年生まれ。1964年プリンストン大学経済学博士。同大学経済学部長(74‐75、77‐81)、大統領経済諮問委員会委員(75‐77)、エール大学ビジネス・スクール学部長(81‐88)、アメリカン証券取引所理事等を歴任。世界的な投信会社バンガード・グループなどの社外重役としても活躍。現在、プリンストン大学名誉教授、ウェルスフロント・インクチーフ・インベストメント・オフィサー、リバランス社投資アドバイザー

井手正介 : 1942年生まれ。一橋大学商学部卒。野村総合研究所入社。ペンシルベニア大学ウォートン・スクール経営学修士(MBA)。野村総合研究所、野村マネジメント・スクール研究理事、青山学院大学ビジネススクール教授、(有)マネジメント・デベロプメント・インク代表、(株)クレスコ取締役監査等委員等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • にゅ

    第11版は3年半前、投資を始める前に読んだが、今回は前版を読んだ当時よりも内容がスラスラと理解でき、成長している実感がわき嬉しい。本書ではいくつかの項目が新規追加されており、特に、スマートベータとリスクパリティーについては、市場平均のリターンを維持しつつもインデックスファンドよりリスクを低減させられる可能性が指摘されており、なかなか注目。また、今になって思えば、不動産投資についてもインフレヘッジの力強さはかなり魅力的。人口減などの懸念点は残るが、REITの保有は検討に値すると再考するに至った。

  • mintia

    インデックス投資の素晴らしさにびっくりした。テクニカル分析で勝っている人はいないらしい。

  • すしな

    149-19.株だけでなく投資全般的にわかる本です。日本とアメリカとでは制度的に違うものもあるかもしれませんが、いろいろな投資商品の本質的な部分が分かります。投資とは、上がるか下がるかの2択ではなく、どれだけのリターンを見込んでどれだけのリスクをとるのかを考えて、いろいろ混ぜて分散していくというのが分かったらやれそうな気がしてきました。まずはどれだけのリスクを取れる確かめるために自分が置かれている状況を見極めないといけないなと。

  • あつお

    長期投資の成功法則。 本書は投資における失敗例と成功ノウハウを紹介している。主な内容は@バブル、A分析の虚無、B成功法則。@投資の歴史には、株価が本質的価値以上に、熱狂により高騰する瞬間がある。中身の無い価格高騰に注意。A数々の分析手法はランダムと同等か、それ以下と証明されている。B投資においては長期目線が重要。「今後5年も成長を見込む」、「株価が本質的価値以下」、「投資家が成長に関するストーリーを思い描ける」の3つのルールを意識して投資する。バイアスを排除して、淡々と投資を続けたい。

  • とみやん📖

    株式投資の分野では不朽の名著と言われるが、とても長い。さらには米国の事情に通じていないとなかなか理解しがたい箇所も多い。インデックスファンドが最も良いという結論は、「敗者のゲーム」と一緒。バフェットも認めるところであり、凡人はインデックスファンド一択ということなのだろう。付箋だらけになってしまったので、しばらくしてからまた眺めたい。

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