Books

セックスの哀しみ

バリー ユアグロー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560071731
ISBN 10 : 456007173X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

女性器が逃げ出して町をパニックに陥れたり、失恋男が時計職人に心臓を直してもらったり…。愛と性をめぐる様々な場面をテーマに、不思議でおかしく、少し哀しい、奇想天外な90の作品を収録した連作短編集。

【著者紹介】
バリー ユアグロー : 1949年南アフリカ生まれ。少年時代にアメリカに移住し、大学の頃からものを書き始める。またパフォーマンス・アーティストとしても活躍し、『セックスの哀しみ』の映画化では主役を演じた

柴田元幸 : 1954年生。東京大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • やまはるか

    ガールフレンドが眠っている間に、彼女の頭蓋の上部を緩めて外すと、彼女の過去が映像となって浮かび上がる。他の男とのキスの映像も。しかし、ガールフレンドも同じことをして私の過去を覗き見している。こうした奇想天外な2ページ程度の掌編が100篇近く、11の章に分けられている。作品を貫く気分、雰囲気、イメージなどの連鎖によってゆるやかにつながり、そこから浮かび上がる全体的テーマは「セックスの哀しみ」であると訳者はいうが、頻繁に変わる物語を読み込むのに消耗して前後の繋がりまでは理解できず、読書の充実は得られなかった。

  • きりぱい

    なにこれ!面白い。・・のだけど、発想が奇抜すぎて、面白さについていけないのもあるというか。セックスの哀しみは表題作でもあるのだけど、男性の恋愛とか性的本能に対するどこかおかしみの漂う哀しさといった意味合いで、それが全体の短編にも通じている。簡単に言えば奇抜にグロテスクに哀しい恋愛の断片?「花々」「タブー」「銃」「家庭内諜報」「首に」辺りが好み。「楡」なんてもう、ゴーゴリの鼻が逃げたじゃないけれど、どうなのこれ。

  • たー

    ぶっ飛んでて面白んだけど、これだけてんこ盛りされるとちょっとしんどい…

  • unknown

    街に逃げ出した女性器を「私」がエロティックになだめる『楡』。恋する度に対象の女性(男性)に似た姿で女装(男装)をしてしまう男女のやりとり『人相』。<好きな女の子の前でいいところを見せようとして痛い目に遭う>という一連の流れはある意味エクストリーム・スポーツといっていいかもしれないな…と思わされる『アクロバットたち』。こういう手合いの話が肌に合うなら、是非。また、ユアグロー氏の奇想とイメージをもっとあからさまにして過剰にアレンジすると、木下古栗氏の作風になるのでは?と個人的に感じた次第。木下ファンも是非。

  • Ecriture

    直接セックスの話が出てこない、「日常に潜むセックスの予感」みたいな些細なものを描き出している話が新鮮。表題作を含め、哀しみや哀しみの予感を伴わないセックスはないものなのか。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items