バリー・アイケングリーン

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国家の債務を擁護する 公的債務の世界史

バリー・アイケングリーン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296117079
ISBN 10 : 4296117076
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2023
Japan

Content Description

巨大債務にどう対処すべきか?ヒントは歴史の中にある。2000年にわたる歴史から見えてくる公的債務と経済発展との関わり、債務危機対応への道。

目次 : 第1章 イントロダクション/ 第2章 国家のための債務/ 第3章 国家と借り入れの限界/ 第4章 民主化とグローバル化/ 第5章 買い手責任/ 第6章 問題を抱えた債務の管理/ 第7章 成功した債務整理/ 第8章 戦争から福祉へ/ 第9章 債務サイクル/ 第10章 水と油/ 第11章 逃された機会/ 第12章 救援策としての債務/ 第13章 新型コロナ危機/ 第14章 結論

【著者紹介】
バリー・アイケングリーン : カリフォルニア大学バークレー校ジョージ・C・パルディー&ヘレン・N・パルディー経済学・政治学教授

アスマー・エル=ガナイニー : 国際通貨基金(IMF)局次長。前職ではIMF欧州および財政問題部門のサーベイランス、融資調査、能力開発を担当。先進国、新興国、低所得国など幅広い国の研究経験を持つ

ルイ・エステベス : ジュネーヴ国際開発研究大学院国際経済学・国際史教授。国際金融、制度経済学、公共金融分野にまたがる通貨・金融史を専門とする。金融グローバル化、金融危機、国家債務、金融市場構造、為替相場制、移民送金、行政におけるレントシーキング、腐敗に関する研究を行う

クリス・ジェイムズ・ミッチェナー : サンタ・クララ大学ロバート&スーザン・フィノッキオ経済学教授。金融危機、経済成長、為替相場制、通貨経済学を中心に研究。American Economic Review、The Journal of Political Economy、Economic Journalなどの有力専門誌に寄稿。2015〜2020年にExplorations in Economic Historyの編集長を務める

岡崎哲二 : 東京大学大学院経済学研究科教授。東京大学経済学部経済学科卒業。同大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。東京大学経済学部助教授を経て、1999年4月より現職。この間、スタンフォード大学経済学部客員教授、International Economic History Association(IEHA)会長、名誉会長などを歴任。現在、独立行政法人経済産業研究所ファカルティーフェロー、キヤノングローバル戦略研究所研究主幹も兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kazuya Nakagawa

    コロナ禍で債務が増大してるところで本書は終わってるわけですが、未来に生きる我々はその後の推移を知っています。インフレは抑え込まれる方向でした。上手くやれそうでしたが、ニューヨークの不動産屋が再び現れて訳分からんくなってしまいました。 我々はどうなるのでしょうか。

  • 人生ゴルディアス

    国家債務は多すぎても少なすぎてもよくない。功罪をバランスよく解説してくれた気がする。MMTが一言も出てこないところに信頼感がある。安全資産としての役割や、経済がショック死しかけている時の信用供給機能として、財政支出=国家債務は絶対に必要だが、無限に債務を増やせるはずもない。ただ、原著のせいなのかわからないが、自然利子率という単語を頑なに使用しなかったり、デフレで債務が増加することを「金利から経済成長率を引いた差が逆風になる」とか謎の言い回しにするのやめて欲しかった。

  • ぜんこうじ

    欧米の経済学者・実務家による国家債務の歴史とその有効性を論じた著作。古代ギリシャの都市国家の時代から語られるため、ややとっつきにくいが、経済の近代化や危機時に果たした債務の有効性が論じられる。国家間の戦争によって金融市場が発達した欧州でこそ産業革命が実現したとの指摘は至言だと感じた。インフレが債務削減に寄与した効果は薄く、経済成長と適切な時期の緊縮財政による基礎的財政収支の改善こそが債務削減に必要との結論は至極まっとう。日本の債務問題に関して踏み込んだ指摘はないが、今後を考える上で示唆に富む内容だった。

  • ダックだ

    今現在日本でも様々な論説が出ている国家債務。財務真理教なんてのが流れていますが、何事にもメリットデメリットがあり、偏重思考ほど有害なものはないので、一読の価値はある。紀元前の古代文明から、パンデミックまでという世界史の歴史教科書のような横断論文ですが、一点の課題に絞っていることでわかりやすいです。この本でも、ある一定条件下においては、国家債務の管理と返済は可能であると言ってます。日本でその条件を200年くらい継続できれば今の日本の債務は返済できるかもしれません。その前に人類の歴史が終わりそうですけどね

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