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Concertos for Keyboards : Koroliov, Vinnitskaya, Hadzi-Georgieva(P)Kammerakademie Potsdam (2CD)

Bach, Johann Sebastian (1685-1750)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
ALPHA446
Number of Discs
:
2
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


話題のピアニスト、ヴィニツカヤの新作は、師コロリオフ夫妻とのバッハ!

洗練された解釈と思慮深い語り口で人々を魅了するピアニスト、コロリオフと、夫婦デュオでの録音も多い妻のハジ=ゲオルギエヴァ、そしてハンブルクでコロリオフに師事したヴィニツカヤという、3人のピアニストによるバッハの協奏曲集。バッハのスペシャリストと目されているコロリオフですが、その彼にバッハ演奏を認められているヴィニツカヤの参加は嬉しいところです。
 早すぎず遅すぎず、軽快ながらも心地良い重みを伴うテンポ感覚は、幅広い世代の共演ならではの懐の深い解釈といえるでしょう。小編成でのアプローチと的確なテンポ、明確なフレージングにより、3台のモダン・ピアノが絡んでも見通しの良い音楽が展開されていくのはさすがです。(輸入元情報)(写真 輸入元提供)


【収録情報】
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲集


Disc1

J.S.バッハ:
● 鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052(コロリオフ:ピアノ)
● 2台の鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲ハ短調 BWV.1060(ハジ=ゲオルギエヴァ:ピアノ1、コロリオフ:ピアノ2)
● 鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲第7番ト短調 BWV.1058(コロリオフ:ピアノ)
● 2台の鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲ハ短調 BWV.1062(ハジ=ゲオルギエヴァ:ピアノ1、ヴィニツカヤ:ピアノ2)
● 3台の鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲ハ長調 BWV.1064(コロリオフ:ピアノ1、ヴィニツカヤ:ピアノ2、ハジ=ゲオルギエヴァ:ピアノ3)

Disc2
● 鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲第4番イ長調 BWV.1055(ヴィニツカヤ:ピアノ)
● 鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲第5番ヘ短調 BWV.1056(ヴィニツカヤ:ピアノ)
● 2台の鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲ハ長調 BWV.1061(コロリオフ:ピアノ1、ヴィニツカヤ:ピアノ2)
● 3台の鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲ニ短調 BWV.1063(コロリオフ:ピアノ1、ハジ=ゲオルギエヴァ:ピアノ2、ヴィニツカヤ:ピアノ3)
● 4台の鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲イ短調 BWV.1065(ヘニング・フォーグラー編3台ピアノ版)
 (コロリオフ:ピアノ1、ヴィニツカヤ:ピアノ2、ハジ=ゲオルギエヴァ:ピアノ3)

 エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
 アンナ・ヴィニツカヤ(ピアノ)
 リュプカ・ハジ=ゲオルギエヴァ(ピアノ)
 カンマーアカデミー・ポツダム

 録音時期:2018年4月
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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コロリオフを師とする1983年生まれのロシア...

投稿日:2021/03/11 (木)

コロリオフを師とする1983年生まれのロシアのピアニストアンナ・ヴィニツカヤを中心に、コロリオフとコロリオフの妻であるリュプカ・ハジ=ゲオルギエヴァという3人のピアニストによって録音されたバッハのクラヴィーアと弦楽のための協奏曲集。もちろん楽器は現代ピアノを使用。バッハのクラヴィーア独奏曲を現代ピアノで演奏することは一般的であり、ピリオド楽器で演奏するよりメリットが大きいことは言うまでもないが、バッハの協奏曲となると少し事情がことなる。特に複数台のクラヴィーアを用いた協奏曲では、合奏の際の音量バランスが難しく、録音点数も一気に少なくなる。現代ピアノの音量と音幅が豊かさゆえ、合奏の精度調整の壁となるのだ。しかし、バッハのクラヴィーア作品に精通したコロリオフらの録音は、さすがに見事で、複数のピアノの音であっても、必要な独立性と精度が保たれており、品格ある表現に貫かれている。もっとも台数の多い「4台のチェンバロのための協奏曲 イ短調」では、ピアノ3台使用伴によっているが、テクスチュアが鮮明で、それゆえの線的な表現が息づき、スリリングな味わいを殺すことなく情感の幅を広げている。その完成度の高さには驚かされる。また、単独ピアノの協奏曲においても、各奏者は制御を効かせながら、現代ピアノゆえの表現性の高い演奏をくり広げていて、とても楽しい。特にコロリオフが独奏を担当したピアノ協奏曲第7番は神秘と幽玄の気配が漂い、これまでにない感興が湧く。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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