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このクソみたいな社会でイカれる賢い女たち 理解されない苦しみ、女性のうつ病

ハ・ミナ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750359458
ISBN 10 : 4750359459
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

うつ病を患う20,30代女性へのインタビューと分析を重ねた調査と対話が一冊に結実。不安と憂うつの断片を集め、「うつ病」という名の苦しみを当事者の言葉で再定義する。医学的定義やスティグマを超えて、女性の苦痛の新しい歴史を描く、最も深く温かな探求。

【著者紹介】
ハ・ミナ : 1991年生まれ。ノンフィクション作家。科学哲学を学ぶため大学で地球環境科学と哲学を専攻した。大学院では少し観点を変え、科学史・科学哲学共同課程へ入学。科学史を学びながら、2016年の江南駅女性殺人事件以降本格的に活動を始めた女性運動団体「フェミダンダン」の活動家としても過ごした。この時期に深刻なうつ病に悩み、これを主題として修士論文を執筆。大学院を脱出した。生計のためにコラムニスト、科学ジャーナリスト、作文の先生など色々な仕事をし、作家として生きることを決意。『時事IN』『ハンギョレ21』『韓国日報』なと様々な媒体に短稿を寄せている。本書は、その間の研究と出会い、悩みを一つにまとめた初の書籍だ

ワタリドリ : 1999年生まれ。大学生のときに日本の差別の歴史に衝撃を受け、大学・大学院では朝鮮近現代史を専攻しながら社会運動にかかわる。在学時にうつ症状を発症したことをきっかけに、周囲の環境をジェンダーの視点で振り返るようになった。現在は社会人として仕事をしながら活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ∃.狂茶党

    最初の方で紹介される「症例」が、知人そのもので、びっくりしてしまった。珍しい人と思ってたけど、あれは、ある意味、典型なのね。 それはさておき。 この本は、鬱病、双極性障害の当事者による、当事者インタビューが元になっている。 社会学の本になるのかな。作者と何人かのインタヴューイーは、社会運動にも関わっている。 個人的な問題にして社会的な問題。 問題を提起する本書は、韓国と似たような文化圏である日本でも広く読まれて欲しい。 ところで、この本は一貫して「かのじょ」と、ひらがな表記なのが気になった。

  • ズー

    「弱いから」「ホルモンのせい」と言われがちな鬱病。いや、そもそもこの社会のせいなんじゃないの?と。女性が憂鬱にさせられることだらけなんじゃないの?と。製薬会社が儲からない場合はそれ以上研究を進めない病気の薬もあるなど。鬱病は心にも体にも原因にも様々な症状、理由があり、熱心に症状を聞いてくれる先生も少ない。で、誤診で苦しむ人がいたり。自分を押さえ込み、周りの期待に応えたり無理してしまうような人がなっている印象をうけた。そんな人がいるから世界は回っているんだろうけど、その無理を取り除く世の中にしないといけない

  • Go Extreme

    https://claude.ai/public/artifacts/d34d8dc0-e792-46fe-8a38-24c5daf15a59

  • Humbaba

    周囲からのプッシャーというのはとても重たいものであり、そう簡単に跳ね返すことはできない。また、仮に跳ね返したとしてもそれでエネルギーを消費してしまうのでスタート地点で大きな差が生じていると言える。性別という自分では選びえないものによってプレッシャーに晒されるかどうかが変わってくるというのはとても不公平なことである。昔と比べればそれも変わりつつあるが、あくまでも変わりつつあるだけで消えているわけではない。

  • yunyon

    「KAISTと仁荷大学の共同研究チームは、うつ病が脳内だけで起きる現象ではなく、体全体の免疫系の異常と緊密に関連しているという事実を確認した。」今日のネット記事ですが、この本を読んだあとでは、だからどうしたって感じで、うつ病を患う当事者たちが救われるためには、科学的な解析がいくら進んで、薬が開発されたとて、その苦しみは千差万別で、一人ひとり違うことがとてもよく分かった。日本女性も韓国女性も抱えている苦しみはとてもよく似ていて、家父長制の国で、DVやいじめの問題なども近いから、韓国ドラマに共感できるのかと。

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