Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• ゆか

  読了日：2018/09/27

  独学の画家ハンス アウグスト レイとバウハウス(ドイツの造形学校)で教育を受けた妻であり合作者であるマーガレットは、共にユダヤ系ドイツ人であり、ブラジルで結婚してパリで生活していたが、ドイツ軍がパリに侵攻する数時間前に脱出。自転車の荷台にしばりつけた荷物は、冬のコートと四冊の絵本。この中に「フィフィ」のちに「しりたがりやのジョージ」として出版されることになる絵本の水彩原画と物語の粗原稿が含まれていたとのこと。水彩画の趣がとても良い。時々絵に合うように妻の物語を変えることもあったそうです。

• Nobuko Hashimoto

  読了日：2021/03/28

  物心ついた頃から実家にあったひとまねこざるシリーズ。作者レイ夫妻の伝記絵本『戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ』を知って、作品も久々に手に取る。ジャングルで子猿を捕獲して連れ帰って動物園に寄贈って今の感覚では若干どうかなという筋書だけど、作者らの育ったハンブルクのハーゲンベック動物園は檻や柵を使わない展示方式を初めて採用した園なので、閉じこめて見世物にするという感覚は低かったのかもしれないなんてことを考えた。伝記についてはブログに。https://chekosan.exblog.jp/30471468/

• のん＠絵本童話専門

  読了日：2021/10/14

  『ひとまねこざるときいろいぼうし』のオリジナル原画本。H.A.レイ夫妻についても詳しく解説されている一冊です。この水彩原画は、アメリカの出版社の無理解により、チープなプリセパレート法での印刷へ。しかし、世界的に有名になった出版作と改めて見比べてみると、プリセパレート法だからこそジョージのコミカルな愉快さが伝わってくるようにも思います。コッカースパニエルの絵探し要素、星座についての気色の違う作品を出版した経緯など、色んなことが知れました！

• わちゃこ

  読了日：2017/08/13

  こちらは、原画版の絵本です。 文章は英語とその下に日本語訳が書かれています。 お話の内容も、当時のものなので、 現代にはそぐわないところもあります。 例えば、 親切に見える、きいろいぼうしのおじさんは 実は、こざるをアフリカからさらって動物園に入れちゃうし と、、、テレビのジョージとの違いに首をかしげたくなりました。 でも、展開も早く、お話としては十分楽しく読めます。 はじめに　訳者　渡辺茂男さんのエッセイがあり、 終わりに　マーガレットレイさんのエッセイがあります。

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