ハワード・s・ベッカー

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アート・ワールド

ハワード・s・ベッカー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766423242
ISBN 10 : 4766423240
Format
Books
Release Date
April/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アート作品は、才能あるアーティストだけではなく、アーティストや作品を取り巻く人々で成り立つ「アート・ワールド」によってうみだされる。本書では、この「アート・ワールド」の仕組みをあきらかにすることで、あらゆるアートやクラフト関係者が抱くであろう基本的な疑問に、民主主義的な回答を与え、アマチュア作品やマイナー作品をも包摂しうる「アート・ワールド」の理論を示した。誰もがアーティストになりうる現代において、「創造のプロセス」をあざやかに解きあかし、全包括的な「アート・ワールド」の理論を提示するアメリカを代表する社会学者、の傑作。

目次 : アート・ワールドと集合的行為/ 規則/ 資源を動員する/ アート作品を分配する/ 美学、美学者および批評家/ アートと国家/ 編集する/ 統合された職業人、一匹狼、フォーク・アーティスト、そしてナイーブ・アーティスト/ アートとクラフト/ アート・ワールドの変化/ 評判/ 二五周年記念版へのエピローグ

【著者紹介】
ハワード・S・ベッカー : 1928年イリノイ州シカゴ生。社会学者。ノースウェスタン大学、ワシントン大学、カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授。戦後シカゴ学派の一人でラベリング理論を提唱。ジャズピアニストでもある

後藤将之 : 1957年神奈川県生。東京大学教養学科(相関社会科学)、同大学院社会学研究科(社会学修士)、カリフォルニア大学サンタバーバラ校社会学大学院(Ph.D.in Sociology)。東大新聞研究所助手、文部省放送教育開発センター助教授、現在成城大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 富士さん

    境目のない人の営みの中からアートというものがどのように切り出されていくかを見事に描いた超名著。それは、アートと規定することから生み出される実在という意味でラべリング理論であり、逸脱だけでなく、広く人の営みが持つ社会的な価値がどうやって生み出されるかを示したという点で、著者による社会構築論でありました。個人的には、ナイーブアートとクラフトという隣接領域との関係がしっかり描かれているのが素晴らしく、これを応用することよって、人の営みを労働から表現までのスペクトラムで描ける可能性を示唆するものだと思います。

  • わに

    一通りざっくりと

  • おすぷれみす

    中盤まではアートワールドが如何にアートを形成するか、の実証的な説明が延々続き、中盤〜終盤はアートワールドそのものについての詳述、最後にアートの受容のされ方というアクロバティックな構成です。 正直、アーティストの天才は存在せずアートワールドこそがアートを造るのだ!というのは極論すぎる気がしましたが最後の受容のされ方まで読めば著者の意見に論理的な串が通ります。 論理的にはオッケーでも「それって反則じゃ、、、」みたいなオチの付け方だったので、個人的にはあんまり納得できない(同意できない)内容でした。

  • Tatsuo Mizouchi

    アートワールドを扱ったエスノグラフィー的な論文集であり、全体としてアクターネットワーク理論的な視座を感じさせる。ジャズなど音楽における新しい奏法が各アートワールドで正統性を得ていくプロセスを、クリエイター、クリティック、コレクターという3Cにとどめず、その世界固有の慣習、制度、設備、技術といった要素まで含めて描いている。そのため、アートワールドは多様であり、単一の標準モデルに還元することは難しい。

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