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市場サイクルを極める

ハワード・マークス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532357993
ISBN 10 : 4532357993
Format
Books
Release Date
November/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

投資において、たった一つの最も重要なことなど存在しない。前著『投資で一番大切な20の教え』で論じた20の要素一つひとつが、成功を願う投資家にとって絶対に欠かせないものなのである。だが、最重要項目にまちがいなく一番近い要素は、「市場サイクル」を理解することだ。これまで私が知り合ったすぐれた投資家の大半は、サイクルの一般的な動き方と、「今、サイクルのどこに位置しているのか」を察知する類まれな感覚を身につけている。残念なことに、サイクルの根本的な性質について書かれた文献はほとんど存在しない。そこで私は、サイクルとは何かというテーマに的を絞った本を書く決意をした。投資家はサイクルを認識し、評価し、どうすべきかをそこから読み取り、それが示すとおりに動く術を身につけなければならない。サイクルに耳を傾ける投資家は、サイクルが引き起こす大混乱を理解し、それに乗じて著しいアウトパフォーマンスを得られるだろう。

目次 : なぜサイクルを研究するのか?/ サイクルの性質/ サイクルの規則性/ 景気サイクル/ 景気サイクルの政府の干渉/ 企業利益サイクル/ 投資家心理の振り子/ リスクに対する姿勢のサイクル/ 信用サイクル/ ディストレスト・デットのサイクル〔ほか〕

【著者紹介】
ハワード・マークス : オークツリー・キャピタル・マネジメント共同会長兼共同創業者。1995年のオークツリー設立以来、オークツリーの根幹を成す投資哲学の一貫性維持、それに基づく戦略立案や運用プロダクト開発を念頭に、顧客との密接な関係維持を使命に経営に参画している。ペンシルバニア大学ウォートン・スクールを成績優等で卒業(ファイナンス専攻)。シカゴ大学経営大学院にてMBAを取得(ジョージ・ヘイ・ブラウン賞受賞)。シティコープのリサーチ担当、シティコープ・インベストメント・マネジメントのバイス・プレジデント兼転換社債およびハイイールド証券担当シニア・ポートフォリオ・マネジャー、TCWグループのディストレスト・デット、ハイイールド債、転換社債の投資責任者、同社の米国債券部門の最高投資責任者などを歴任

貫井佳子 : 翻訳家。青山学院大学国際政治経済学部卒業。証券系シンクタンク、外資系証券会社に勤務後、2002年よりフリーランスで翻訳業に従事。日本証券アナリスト協会検定会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ゆき

    市場は常に楽観か悲観の極端な感情で動いており、予想をするのではなく、サイクルが今どの位置にいるかを見極めるのが大切である。勉強になる一冊でした。

  • koji

    直接金融を業として1年。日々苦労する中で、何か得るものがあればと思い手に取りました。投資業務と言っても私はキャピタルのようなものなので、少し違いますが、それでも心に残る言葉に出会いました。@優れた投資家は、良い出来事も悪い出来事も認知し 客観的に評価し、冷静に分析する。Aすばらしい投資成果は、契約条件が妥当で価格が安く潜在リターンが大きくリスクが限定的な資産を買うこと。それにしても、リスクとリターンの相関図にサイクルを嵌め込んだ1枚の図が投資の本質を表すというのは、投資の奥深さを表しています。凄い世界です

  • 速読おやじ

    「歴史は繰り返さないが、韻を踏む」というマーク・トウェインの言葉が引用されている。サイクルは全く同じではないが必ず起こる。「今回は違う」などということはまずない。楽観的過ぎる市況や悲観的過ぎる市況では大半の投資家の目が曇ってしまうのだ。落ちてくるナイフは拾わないといけない。底値を待つなんて事はできないのだ。同じような事が繰り返し繰り返し述べられているという印象を受けるが、結局はこの本自身も韻を踏んでいるのだ。ハワード・マークスのこの本もまた僕のバイブルになりそう。

  • とみやん📖

    ハワード・マークスの二冊目。 タイトルのとおり、市場サイクルをこれでもかと詳説してくれている。著者の半世紀近くに及ぶ知識と経験に基づいており、説得力がある。 市場は人為の営みゆえに感情に左右され、取り分け、強欲と恐怖の振り子を行き来する。明日市場の状況は誰にも分からないが、今サイクルのどこにいるかを冷静に見極め投資のポジショニングを変えポートフォリオを組むことが出来るのが、優れた投資家。日経平均が30年ぶりの高値にあるが読みながら冷や汗が出て来た。極めるとは見極めることなのかも知れないと思った。

  • がきお

    kindleセールで購入 読み返すと至極当たり前のことが書いているが、当たり前を実践するのが難しいと改めて実感 金あまりで資産が高騰している今、どのようにたち振る舞うべきか改めて考えたいと感じた

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