ハラルト・イェーナー

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ドイツ戦後史 1945-1955 瓦礫の上の民主主義 亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズV

ハラルト・イェーナー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750518893
ISBN 10 : 4750518891
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
森内薫 ,  

Content Description

【なぜドイツ人はファシズムと決別できたのか】

だれもが略奪に加わった戦後数年間を、人々は「狼の時代」と呼んだ。
権力に空白が生じた、その秩序なき時代に、
人は互いに反目し、猜疑の目を向けながらも
新しい道徳、自由、平等を作り出していった。

ドイツを改変しようする戦勝国の思惑を超え
清濁を合わせのみながら民主主義を紡いでいく、
その光と闇を克明に描き出すベストセラー。

***

第二次大戦は、ドイツの都市を瓦礫の山と化した。
そこは、新しい社会を築くための実験場となった。

廃墟を片付ける女性たちの自立と連帯、
ダンスや恋愛に興じ、刹那を生きる都市文化の広がり、
闇市をしたたかに生き抜く子供たち‥‥
飢えと暴力が深刻化する極限の状況においても
ドイツの民衆は、日々を生き延びる活力を失わなかった。

アメリカ、ソ連の文化政策を激しく拒絶し、
自身の責任から目を逸らしながらも
ドイツ人はやがて、身の回りの変革を通して
自己の精神を変革し、新しい文化を育んでいった。

後の世代から厳しく非難され、これまで顧みられることがなかった戦後の数年間。
豊富な資料をひもとき、市井の人々の暮らしに目を向け、
その時代が宿していた新たな社会の萌芽を見出して
国内外から高い評価を受けたベストセラー。

【著者紹介】
ハラルト・イェーナー : ジャーナリスト。ベルリン芸術大学名誉教授。2015年まで日刊紙「ベルリン・ツァイトゥング」の責任者を務める

森内薫 : 翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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