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ISBN 10 : 4794222661
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ニューディール政策を厳しく批判し、米国伝統の非干渉主義の立場から、第二次大戦への関与に反対していた著者ハミルトン・フィッシュ下院議員(当時)は、フランクリン・ルーズベルト大統領が最も恐れ、かつ最も憎んでいた共和党の重鎮である。フィッシュは真珠湾攻撃後のルーズベルトの対日宣戦布告に同調するも、のちに大統領が日本への最後通牒を隠していたことを知り、日本との戦争は対ドイツ参戦の前段にすぎず、チャーチルとルーズベルトこそがアメリカをこの戦争に巻き込んだ張本人であると確信するに至る。本書は、大戦前夜の米政権の内幕を知る政治家が自ら書き残した、現代史の相貌を根底から覆す驚くべき証言である。
目次 : 大統領と個人崇拝/ アメリカ参戦への画策/ 若者を外国の戦場に送ってはならない/ 容共派に囲い込まれたFDR/ イギリスを戦争に駆り立てたFDR/ イギリス第一主義者:ウィンストン・チャーチル/ ルーズベルトの対仏軍事支援密約(一九三九年)/ ルーズベルトのフランスへの裏切り/ ジョセフ・ケネディ駐英大使/ リッベントロップ独外相との会談(一九三九年八月十四日)〔ほか〕
【著者紹介】
ハミルトン・フィッシュ : 1888〜1991年、ニューヨークのオランダ系WASPの名門に生まれる。祖父はグラント大統領政権で国務長官を務め、父は下院議員に選出された政治家一族。ハーバード大学卒業後、1914年ニューヨーク州議会議員となる。第一次大戦では黒人部隊を指揮して戦う。帰還後の20年、下院議員に選出(〜45年)。対日参戦を訴えたルーズベルトに同調するも、のちに対日最後通牒(ハル・ノート)の存在を知り、これを深く後悔。戦後は一貫してルーズベルトの議会を軽視した国内政治手法とスターリンに宥和的な外交を批判し、大統領の開戦責任を追及した
渡辺惣樹 : 日本近現代史研究家。北米在住。1954年、静岡県下田市出身。77年、東京大学経済学部卒業。30年にわたり米国・カナダでビジネスに従事。米英史料を広く渉猟し、日本開国以来の日米関係を新たな視点でとらえた著書を数多く上梓。『日米衝突の萌芽』で第22回山本七平賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Åκ
読了日:2019/07/14
nabe
読了日:2017/09/16
新父帰る
読了日:2019/04/10
KAN
読了日:2017/09/26
せいや
読了日:2017/05/04
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