ハインリヒ・プレティヒャ

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中世への旅 農民戦争と傭兵 白水uブックス

ハインリヒ・プレティヒャ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560721360
ISBN 10 : 456072136X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

中世から近代への大転換期、騎士はすでに没落し、それに代わる存在が各種の傭兵であった。ロマンティックな歌の題材となった「ランツクネヒト」やヴァレンシュタインら著名な傭兵隊長たちと、彼らの舞台である農民戦争と三十年戦争を描く。

目次 : 「ランツクネヒトが酒を飲むとき…」/ 皇帝の「有能なクネヒト」/ フルンツベルクとシェルトリーン―ランツクネヒトの野戦指揮官/ ランツクネヒト対ブントシュー/ ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンとフロリアン・ガイヤー―農民のための闘士/ 戦争の惨禍/ ティリーとヴァレンシュタイン―傭兵の司令官たち/ 「笛を吹き太鼓を鳴らして」―歌に歌われたランツクネヒトと農民と傭兵 ヴァルター・シェルフ

【著者紹介】
ハインリヒ・プレティヒャ : 1924年生。歴史学専攻。高校教育の現場にあって、マティアス・グリューネヴァルト高等学校(ヴュルツブルク)校長等を歴任

関楠生 : 1924年生、ドイツ文学者。東京大学名誉教授、獨協大学名誉教授。児童文学や古代史に関する訳書、歴史読み物の著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Shun

    中世の旅シリーズ3作目は農民戦争と傭兵たちの実態を描きます。農民が戦争の中心となった背景には騎士の没落と、マスケット銃といった新しい武器の登場等が挙げられる。重装甲冑や軍馬を用意するには財力が必要だが、戦争の主役が火薬に替わると徴募された農民も戦力となれた。頻繁に登場するランツクネヒトというのがその農民から徴募され傭兵となった者たちのことらしい。農民同士の戦争は憎悪と復讐の連鎖で、シリーズ屈指の血生臭さだった。そして野蛮な連中の中でも後世に知られる有名人が表紙の人、ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンであった。

  • ふゆきち

    時代は近世になりました。テイストも他二冊とは異なるような。

  • 植岡藍

    ランツクネヒトという傭兵たちを中心に当時の社会を見通す一冊。傭兵といってもランツクネヒトは農民であり、農民と農民が戦う時代。死と隣り合わせのランツクネヒトにどうして人々が応募したかと考えると彼らの過酷な生き様が見えてくるようだ。血生臭いエピソードも多いが、同時に彼らの強かさや強さを表すものでもある。ランツクネヒトが次第に忠誠や信条を離れ、本当にただの傭兵に成り下がっていく様に悲哀を感じた。

  • Satsumaimo Marron

    ランツクネヒトという農民出身の志願兵を中心に彼らの悲哀と戦争の悲惨さが伝わる。「補給線」でも書かれていた中世の戦争は略奪が基本だということも、本書で加害者・被害者それぞれの視点からよくわかる。ランツクネヒトというひとつの職業?の勃興を追えるのも良い。 疑問点:乳房を切り取るという拷問は宗教的な意味とかあったのだろうか。

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