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眠れなくなる進化論の話 ダーウィン、ドーキンズから現代進化学まで全部みせま 知りたい!サイエンス

ハインツ・ホライス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784774149073
ISBN 10 : 4774149071
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ビーグル号の航海からダーウィンが導き出した進化論は地球生命の目もくらむ多様さを説明できただろうか?「種の起源」から一五〇年経ち、細胞学、生理学、分子生物学と精緻なしくみの解明が進むなか、進化論は紆余曲折を経てきた。生物を生み出した背後にある本当のしくみは何か?利己的遺伝子、断続平衡、エピジェネティクス…進化科学の挑戦はいまも終わらない。

目次 : 第1章 ラマルキズム(ラマルクの進化論)―最初の科学的進化論・誕生と顛末/ 第2章 ダーウィニズム(ダーウィン進化論)―ダーウィンの自然選択への道程/ 第3章 ダーウィニズム異見―ダーウィニズムに対置するユニーク理論/ 第4章 現代的総合説はいまどこにいるか?―ダーウィニズムは黄昏から再興へ/ 第5章 ジェイ・グールドの断続平衡説―機が熟したとき、いっきに進化が起こる/ 第6章 ドーキンズの利己的遺伝子―「利己的遺伝子」は進化を説明する上で重要か/ 第7章 マーギュリスの細胞共生説―生物は「共生」によって進化する/ 第8章 進化論を数学で支える2つの理論/ 補遺 「エピジェネティクス」の新世界―ラマルキズムの現代的復活?/ 第9章 言い遅れた最終章―ダーウィニズムは21世紀の進化科学へ

【著者紹介】
ハインツ・ホライス : 物理学教師から科学ジャーナリストに転向。ドイツの科学雑誌編集長を経て1990年より矢沢サイエンスオフィス・ヨーロッパスタッフを兼ね多数のノーベル賞学者などにインタビュー。たびたび来日して日本の科学技術を取材しドイツのメディアに掲載

矢沢潔 : 科学雑誌編集長などを経て1982年より科学情報グループ矢沢サイエンスオフィス((株)矢沢事務所)代表。内外の科学者・研究者、科学ジャーナリスト、編集者などをネットワーク化し30年あまりにわたり自然科学、医学(人間と動物)、エネルギー、科学哲学などに関する情報執筆活動を続ける。編著書数十冊

三中信宏 : 1958年京都市生まれ。東京大学大学院農学系研究科卒業。現在は独立行政法人農業環境技術研究所生態系計測研究領域上席研究員、東京大学大学院農学生命科学研究科教授(生物・環境工学専攻)および東京農業大学大学院農学研究科客員教授を兼任。専門は進化生物学・生物統計学。現在は主として系統樹の推定方法に関する理論を研究

河田雅圭 : 1958年香川県生まれ。1980年帯広畜産大学獣医学科卒業、1987年北海道大学大学院農学研究科博士課程修了。現在東北大学大学院生命科学研究科教授。専門は生態学、進化生物学

長野敬 : 1952年東京大学理学部植物科卒業。医学博士。東京医科歯科大学助教授等を経て95年まで自治医科大学教授。現在同大学名誉教授、河合文化教育研究所主任研究員。生物学とくに進化論を中心に執筆・評論活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    ダーウィンに先立つラマルクから、ドーキンズや分子生物学の中立説、ゲーム理論、共生説まで最新の学説までを総括的に概観する進化論の概説書。こうして進化論史をたどることは、なかなかにスリリングである上に、その都度の論点もよくわかり、進化論の過去と現在が見通せる(少なくてもわかった気にさせてくれる)。本書の一番の特質は、これまではそれぞれの学説によった本からの知識であったものが、体系的に位置づけられることだろう。私にとっては「赤の女王仮説」などがまさにそうであった。

  • Minamihama

    ダーウイン以降の進化論をトーキンスを軸として概観した本。ロシアルイセンコ、中立説の木村資生、ほぼ網羅されている。

  • がりがり君

    ワールドロップの『複雑系』を読むと進化論の本を読みたくなる。でもそこに答えはないんですよね。現代の進化生物学はドーキンスの世代でほとんど完成しており、今は枝葉をつけてる状態。ダーウィンの思想を礎とするネオダーウィニズムは、種内の変異をうまく説明できる考え方だ。だが、我憐人類は新しい種の誕生を目撃したわけでも、原理を解明したわけでもない。そこにネオダーウィニズムの限界がある。複雑系が出した課題はそこを突破することなんじゃないか、なんてことを思うわけです。

  • YT

    進化生物学の議論を深追いせず概観していくような本だった。 私のような素人ですら人文系に進化論を接続したくなってしまうような危険さがある、まさに万能酸...。ルイセンコ事件や決定論云々の話を知っておくだけでもだいぶブレーキにはなるかな... あくまで興味関心の枠だがID説の立ち位置は今どんな感じなんだろうって気になった。 10年ほど前の本だから今はもう少し進んだ議論が出ているのだろうけど勉強になったな。

  • 鹿の散歩

    普段から疑問に思っている進化についてのある事柄について、答えは出ているのか知りたくて読んだ。ラマルクから始まる進化論の歴史の解説だった。疑問は解けなかったけれど、いまだはっきりとした正解は実証されていないようだ。進化論はマルサスの「人口論」からひらめいたとは、驚きだった。信仰心から進化論を受け入れられない人がかなりいるとか。日本人って柔軟でいいな。この分量で「全部みせます」は無理だと思う。

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