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暗闇のなかの光 ブラックホール、宇宙、そして私たち

ハイノー・ファルケ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750517605
ISBN 10 : 4750517607
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

二〇一九年四月、ブラックホールの存在が初めて画像で直接証明された。いくら見つめても足りない。素晴らしく新しいが、なぜか懐かしい。プロジェクト実現のため、世界中の電波望遠鏡のネットワーク作りに奔走した研究者が語る、壮大なサイエンスノンフィクション。

目次 : 第1部 空間と時間のなかを進む旅(人類、地球、そして月/ 太陽系と進化する宇宙モデル)/ 第2部 宇宙の謎(アインシュタインが一番楽しんだアイデア/ 天の川銀河とその恒星たち ほか)/ 第3部 世界初のブラックホール撮影への道(銀河中心/ 画像の背後にある考え方 ほか)/ 第4部 限界を超えて(私たちの想像の力を超えて/ アインシュタインを超える? ほか)

【著者紹介】
ハイノー・ファルケ : 1966年ドイツのケルンに生まれる。オランダのナイメーヘンのラドバウド大学教授を務める、多くの勲章を授与された宇宙物理学者。2011年、オランダの科学技術者に贈られる最高の賞であるスピノザ賞を受賞。2021年には、天文学者ヘンリー・ドレイパーの名を冠したヘンリー・ドレイパー賞を全米科学アカデミーより贈られる。いずれのもブラックホールの画像を捉えようという着想に対する賞である。その画期的な取り組みは、彼が指導的な役割を果たしたイベント・ホライズン・テレスコープという国際的なプロジェクトによって達成された

イエルク・レーマー : 1974年生まれ。ドイツのハンブルクで、スペイン侵略以前の中米の文明であるメソアメリカ文明、先史学及び古代史、ラテンアメリカ研究を学ぶ。現在はドイツの『デア・シュピーゲル』誌の科学記事編集者

吉田三知世 : 英日・日英の翻訳者。京都府生まれ。京都大学理学部卒業後、技術系企業での勤務を経て翻訳者となる。訳書のジョージ・ダイソン『チューリングの大聖堂』(早川書房)が第49回日本翻訳出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    宇宙物理学の話ですが、かなりわかりやすく説かれています。ブラックホールの写真が公開されたその経緯を説明してくれます(その写真なども収められているので楽しめます)。それとともに理論的なことも数式などを使わずに書かれているのでこの分野の本としては文科系の私にとっても比較的理解が進みました。しかしながらこの分野や生物学での進化というものはすばらしいものがあります。

  • やいっち

    「2019年4月、ブラックホールの存在が初めて画像で直接証明された。「いくら見つめても足りない。素晴らしく新しいが、なぜか懐かしい」プロジェクト実現のため、世界中の電波望遠鏡のネットワーク作りに奔走した研究者が語る、壮大なサイエンスノンフィクション。」

  • やいっち

    ブラックホール…興味津々。相対性理論と量子論の相性の悪さの極みが事象の地平線でせめぎあってる。著者はキリスト教の神の敬虔なる信者。最後の章は信仰告白になってる。ビッグバンは、神による天地の創造説にはうってつけ?  

  • わたなべよしお

     ブラックホールの撮影に成功したチームの責任者の著作。天文学の歴史を概観する前半は分かりやすく、簡明。ハップルのゴシップなどもあって、とても良い本だなと。しかし、後半、具体的なブラックホール撮影の経緯に入ってくると、当事者本のマイナスが出始める。当事者たちが重要と感じたり、強く思い出に残っていることと、一般読者が読みたいことにはズレがあるのだ。この手の本はプロの物書きな任せた方がいいと、改めて感じた。

  • toshi

    前半は物理学と天文学の解説。 中盤はその流れでVLBI望遠鏡による観測によって明らかになってきたブラックホールについて。 そしてVLBIを繋いだEHTプロジェクトの発足から「ブラックホールの画像」の撮影までの物語。 後半は、一般相対性理論と量子力学の限界の話から哲学的な話になって行く。 比較的分理解し易く書かれているけれど、内容に対応する図や写真が有ればもっと分かり易かったかな。 EHTのようなプロジェクトは世界が平和じゃないと実現しないけど、プーチンは困ったもんだ。。

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