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Piano Sonatas : Brendel (4CD)

Haydn (1732-1809)

User Review :5.0
(9)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
4781369
Number of Discs
:
4
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

FRANZ JOSEPH HAYDN (1732-1809)
Piano Sonatas

Piano Sonata in C minor, H.XVI No. 20
Piano Sonata in E flat, H.XVI No. 49
Piano Sonata in E minor, H.XVI No. 34
Piano Sonata in B minor, H.XVI No. 32
Piano Sonata in D, H.XVI No. 42
Fantasia in C, H.XVII No. 4
Adagio in F, H.XVII No. 9
Piano Sonata in C, H.XVI No. 48
Piano Sonata in D, H.XVI No. 51
Piano Sonata in C, H.XVI No. 50
Piano Sonata in E flat, H.XVI No.52
Piano Sonata in G, H.XVI No. 40
Piano Sonata in D, H.XVI No. 37
Andante con variazoni in F minor, H.XVII No. 6

Alfred Brendel, piano

1979-1985 Stereo & Digital Recordings

Track List   

Disc   1

  • 01. Haydn: Piano Sonata, H.XVI No.20: 1. Moderato [10:32]
  • 02. 2. Andante con moto [9:37]
  • 03. 3. Finale (Allegro) [6:59]
  • 04. Piano Sonata, H.XVI No.49: 1. Allegro [10:34]
  • 05. 2. Adagio e cantabile [9:12]
  • 06. 3. Finale (Tempo di minuetto) [4:00]

Disc   2

  • 01. Piano Sonata, H.XVI No.34: 1. Presto [5:49]
  • 02. 2. Adagio [5:05]
  • 03. 3. Vivace molto, innocentemente [3:24]
  • 04. Piano Sonata, H.XVI No.32: 1. Allegro moderato [6:46]
  • 05. 2. Menuet (Tempo di menuet) [4:01]
  • 06. 3. Finale (Presto) [4:52]
  • 07. Piano Sonata , H.XVI No.42: 1. Andante con espressione [9:50]
  • 08. 2. Vivace assai [2:48]
  • 09. Fantasia in C, H.XVII No.4 [5:41]
  • 10. Adagio in F, H.XVII No.9 [5:42]

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Comprehensive Evaluation

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ハイドンのピアノソナタは必要な音符しか書...

投稿日:2019/10/05 (土)

ハイドンのピアノソナタは必要な音符しか書かれていない。ショパンのように譜面に書かれている音を選択するという「演奏者の解釈」の余地はない。それだけ演奏者のテクニックや打鍵の音色が前面に押し出されてくる。ブレンデルのようなピアニストを他に探すとペライアというピアニストがいる。この両者に共通しているのは演奏によって「音に濁り」がない点である。譜面に書かれている音を全て演奏しながら「音に濁りがない」ということは、「楽曲を構成する和音」を響として打鍵する「優れたテクニック」を持っているということである。現代ピアノの原点とも言うべきハイドンの作品をこのように演奏するブレンデルというピアニストは稀有な存在であった。近年このようなピアニストの存在を見つけることはできない。

ゲゲゲアサ さん | 神奈川県 | 不明

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この演奏内容は神がかってるとしか言えない...

投稿日:2011/05/03 (火)

この演奏内容は神がかってるとしか言えない。なんという鋭さ、そして深さ。ブレンデルというピアニストは、音楽や伝統というものを最後まで信じ切れなかった人だと思うのですが、まさに、音楽の神と伝統に真っ向から挑戦状を叩きつけ、勝利を収めた記録がこれだと思います。この音楽にはハイドンとかクラシックとかいうカテゴリーすら消えてしまっているような気にすらなってきます。それこそブレンデルが演奏休止まで求め続けた音楽の理想形だったのではないでしょうか。ハイドンの音楽はそれこそ何百年も演奏され続けていたのですが、どれも「ハイドンらしさの再演」にとどまっていました。これほどまでに深いものがハイドンの作品には込められていたのだとしっかり提示したのはブレンデルが最初で最後だったのかもしれません。ステレオタイプ、演奏流儀、言語的先入観を徹底的に排除し、音符と表情のみで再構築することが演奏者の当たり前の必要条件であるのにもかかわらず、結局はそこが芸術性の差となって表れてくるのだということがよく分かります。そういう意味で、ブレンデルの様な問題意識を持った人間に、これほどまでのテクニックの冴えを与え、私たちに音楽というものの意味を問いかけるくる(時には不愉快なくらい)だけでも、私たちは幸せなのかもしれません。ちなみに、私もフリップスのプレスで聞いています。ドキンとするくらいいい音です。

くるとん さん | 岩手県 | 不明

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ハイドンでソステヌート・ペダルを適切に使...

投稿日:2009/10/12 (月)

ハイドンでソステヌート・ペダルを適切に使用する。それがこの演奏の核心であり、価値だ。ハイドンのような古典派を演奏する場合、ペダルの使用は様式の幅で制限される。普通は明解なテクスチャを聴かせるために、指で鍵盤を押し込んだままにして(もしくは楽譜に無い音の鍵盤を打鍵しないように押し込んでおいて)ペダルの代用をするが、ハイドンのソナタには物理的にフィンガーペダルが使えない部分がある。そこをどう工夫するかが解釈の聴かせどころだが、ブレンデルはそれをソステヌート・ペダルで解決してしまう。この方法に世界中のプロが仰天した。過去の歴史を紐解いても誰も思いつかなかった方法。というよりブレンデル以外は誰も思いつかなかっただろう。ハイドン演奏解釈史に残る画期的な大名盤。個人的にはフィリップスでのプレスの音の方が好みだ。

蝉の抜殻 さん | 神奈川県 | 不明

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