ハイディ・ベネケンシュタイン

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Books

ネオナチの少女

ハイディ・ベネケンシュタイン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480836519
ISBN 10 : 4480836519
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

18歳まで私はナチだった。ネオナチの家庭に生まれ育ったひとりの女性が、その思想と葛藤し、極右の世界と決別するまでを描いた迫真の手記。『シュピーゲル』ベストセラー。

目次 : ふたりの私―一八歳まで私はナチだった/ 私の奇妙な家族―英語はダメだ、ドイツ語で言え!/ 学校で―算数は戦争と同じくらい怖かった/ ハンガリー狂騒曲―いつだって本物のナチだったからな/ 秘密のキャンプで ドイツ愛国青年団―「痛い」だと?とっとと朝練へ行け!/ 右翼社会の男と女―お前のジャンプブーツは優しさに飢えている/ 仲間と過ごした日々―「寛容の日」だって?じゃあ、ぶちこわさなくちゃな/ 私の信条―崇拝していたのはルドルフ・ヘス/ ニーダーシュレージエン休暇村―父の造った「ナチスの楽園」/ 私、間違ってるのかな?―心が揺れたこともある。でも、やり過ごした/ いざ、国家民主党へ―ジャンパーを着たおじさんたち/ 私の大切な人‐フェーリクス―ナチにもこんな男がいた/ 柩にかけられたハーケンクロイツの旗―私は何度もカメラマンを殴った/ 終わりの始まり―妊娠そして流産/ 最後の闘い―離ればなれになって/ ネオナチの行き着く先は…―国家社会主義地下組織による犯罪/ ついに脱退へ―逃がさねえぞ!/ そしていま―愛する家族とともに

【著者紹介】
ハイディ・ベネケンシュタイン : 1992年、ミュンヘン近郊の確信的なナチの家庭に生まれ、5歳から右翼団体の秘密キャンプに送られて徹底した思想教育を施される。かつての同志の多くは極右勢力の中心的な存在となっているが、彼女は脱退への道を選んだ。現在は保育士として働いている

平野卿子 : 翻訳家。お茶の水女子大学卒業後、ドイツのテュービンゲン大学留学。主な訳書に『キャプテン・ブルーベアの13と1/2の人生』(レッシング・ドイツ連邦共和国翻訳賞受賞。河出書房新社)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    表紙とタイトルに魅かれ読みました。(ネオ)ナチ関連の書籍は初読です。狂信的なナチス信奉者の父親に洗脳・育成された女性の半自伝、戦後70年以上経過してもこういう亡霊が存在していることが驚きです。ネオナチを完全否定はしませんが、ホローコースト自体が存在していないと主張しているのは、筋違いだと考えます。ナチス、ヒトラーと日本軍国主義、東條 英機とでは格が、まったく違うんでしょうね。日本に東條 英機の信奉者が存在しているとは思えません。卍卍卍

  • ケイ

    ドイツ語のタイトルは「あるドイツの少女」〜ネオナチの家庭での私の暮らし〜 になると思う。ベルリンの壁崩壊から数年後にミュンヘンに生まれた。父親がナチ主義者。子供の頃から、ネオナチの子供達がいくキャンプに夏は行かされていた。ネオナチは社会にしっかり根をおろしているのだという驚き。彼女はネオナチ思想の宗教団体で育ったようなもので、ユダヤ人大量虐殺なども捏造だと教えこまれて育った。だが、自分が街で出会った移民や、ニュースに触れて考えを修正していく。まだ20代半ばでこの本を書き上げた彼女の勇気を讃えたい。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    ネオ・ナチとして父親から教育を施されてきた少女の自叙伝。作者は私と同い年という事実にショックを隠せない。キャンプも変だ。冬でも決められた服装しか着れない事や勤勉が良いから晴れの日も服作りの強要に「何、この時代錯誤!今は21世紀なのに!」と叫びたくなった。そしてネオ・ナチにはエリート層もいて若者離れを防ぐためにロックが使われているという事実が重く、のしかかる。しかし、父やメンバー、教育されてきた事に違和感を抱えながらもネオナチでいた彼女が脱退できたのは自分が守られる存在(子)から守る存在(母)になったからだ

  • どんぐり

    1992年ミュンヘン近郊の人口約300人の村で生まれた著者は、ナチ信者の父親から徹底的な思想教育を受けて育った。最初の登竜門はドイツ愛国青年団のキャンプの参加。次いで、14歳で初めて国家民主党の集会に参加する。20歳になり極右団体から脱退し、ネオナチ脱退者の支援組織「EXIT」で脱退サポートにかかわるまで、極右世界で暴力、集団行動にどっぷりと浸かっていた。その少女の記録である。ドイツ再統一後、新しい体制と折り合うことができなかった若者は、欲求不満を抱いていた。そこに多くの難民がやってきた。→

  • キク

    3歳からナチ思想を叩き込まれた女性の自伝。貧困ゆえにネオナチに流れる若者の存在は理解できるけど、現代ドイツのエリート層にこんな正統派ナチ思想を隠し持った家庭が存在することに驚く。仲間の多くは極右勢力の中心的存在になっているから、作者もナチエリートだったはずだ。でも本書を読んで感じるのは、逆に恐いと感じるほどの、彼女の思想の底の浅さだった。騒がしいネオナチよりも、静かなエリート階層のナチの方が恐いという。確かに匿名掲示板でウサを晴らすネトウヨより、与党最大派閥の方針に影響を持つ静かな超保守団体の方が恐いなぁ

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