ノーム・チョムスキー

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生成文法の企て

ノーム・チョムスキー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006002534
ISBN 10 : 400600253X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

知の巨人チョムスキーが自らの科学観と言語観を率直かつ詳細に語った。原理・パラメータモデルが誕生しつつある興奮のなか一九七九‐八〇年にかけて行なわれたインタヴューと、極小主義の本格化を経て二〇〇二年秋に行なわれたインタヴューを収録。訳者による序説では、生成文法理論における問題設定と中心的主張が解説される。

目次 : 生成文法の企て(言語学について/ 文法について)/ 二十一世紀の言語学(言語学/ 言語学とその他の諸科学/ 将来への展望)

【著者紹介】
ノーム・チョムスキー : 1928年、アメリカ合衆国フィラデルフィア生まれ。学部生時代をペンシルヴェニア大学で送り、1951‐55年は同大学大学院に籍を置きつつ、ハーヴァード大学のジュニアフェローを務める。1955年、ペンシルヴェニア大学より言語学の博士号を受ける。同年よりマサチューセッツ工科大学(MIT)に勤務し、現在は同大学を代表するインスティテュート・プロフェッサー、名誉教授

福井直樹 : 上智大学外国語学部教授

辻子美保子 : 神奈川大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Koning

    チョムスキーのインタビュー。哲学的手法だった言語学を科学的手法でというのがどっから出てきたかというのをもうちょい読み取れればよかったんだけど、もう少し基礎的な本を読まねばいかんようでorz

  • isao_key

    本書は、訳者による序説と1982年と2002年に行われたインタビューに解説と索引が附されている。インタビューとはいえ、決して読みやすくはない。タイトルの「生成文法の企て」とは、「人間の脳内にシステムとして実在していて、言語獲得を可能ならしめている中心的な要因となっている<言語機能>という心的器官の本質を突き止めようとする試み」のことだという。教育についても語っており、20年くらい前はMITの学生の多くが他の学問領域から入ってきたが、今ではほぼ全員が学部で言語学を学んでくる。だがこの傾向は危ういと危惧する。

  • zirou1984

    人間の言語能力は後天的なものではない。それは蜘蛛が自らの巣を本能で作り出す様に、人間は文法というものを本能的に操ることができるのだ。そして蜘蛛が別の種の蜘蛛の巣を作る事が不可能な様に、僕らは今も昔も第二言語を取得する困難さに頭を悩ましている。本書は言語論にコペルニクス的転回をもたらした生成文法の提唱者、チョムスキーへのインタビューを纏めたもの。訳者による序説で生成文法の成立とその経緯について触れられており、これまで哲学の領域であった「心」について今まさに科学のメスが入ろうとする瞬間が閉じ込められている。

  • 深井一

    科学的なアプローチとは何か、ある理論が説明的足りうる条件は何かといった科学的方法論についてのチョムスキーの考えが多く語られていて、そちらの方が参考になった。(言語学そのものの話については基礎知識が足りなさ過ぎてあまり理解できていない。(巻頭の訳者による生成文法の概説はとても良かったけども。))もう少し周辺知識を頭に入れてから読み返してみたい。

  • roughfractus02

    1950年代人間の言語なる前提を外し、生物と情報の科学として言語学の刷新を目論む著者は生物学、進化論、脳科学、人工知能理論に共通の統辞論に絞り、字母数の組み合わせで生成する一次言語データ以前に普遍文法(UG)を設定した。本書は、原理とパラメータモデルによって比較統語論と言語獲得理論で成果を上げる80年と、UGのトップダウンからミニマリスト・プログラム以後のボトムアップへの転回で生じるダーウィン問題に差し掛かる2002年のインタビューを訳者の詳細な解説と共に収録し、この分野の学際的な「企て」の必要を訴える。

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