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パンデミック新時代

ネイサン・ウルフ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140815823
ISBN 10 : 4140815825
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

医学や科学技術が発展した今日でも、西ナイル熱、エボラ出血熱、豚インフルや鳥インフルといったパンデミックが発生するのはなぜか?人類は太古の昔からウイルスと共に生きてきた。問題は、世界がフラット化した現代では、変異した致死性のウイルスが瞬く間に世界中に拡散してしまうことだ。どうすればパンデミックの危機を防げるのか?若き科学者ネイサン・ウルフは、パンデミックの爆心地―ジャングルの奥地でウイルスが動物からヒトへと感染するその瞬間をとらえ、警告すべく、最新の科学と通信技術を使った地球規模の免疫系を作りあげようとしている。果たして人類は、このパンデミック新時代を生き延びることができるのだろうか?サルからヒトへの進化の過程で、ウイルスが果たしてきた歴史を紐解きながら、人類とウイルスの未来図を描く、パンデミック爆心地からの最新レポート。

目次 : 第1部 たれこめる暗雲(ウイルスに満ちた星/ 狩りをする類人猿/ 微生物の大規模なボトルネック/ ウイルスを撹拌する)/ 第2部 大きな嵐(最初のパンデミック/ ひとつの世界/ 親密な種/ ウイルスの襲撃)/ 第3部 予測(ウイルスハンター/ 微生物予測/ やさしいウイルス/ 最後の疫病)

【著者紹介】
ネイサン・ウルフ : ハーバード大学で免疫学と感染症について博士号取得。スタンフォード大学ヒト生物学教授。1997年フルブライト・フェローシップを受け、2005年にNIH Director’s Pioneer Awardを、2009年にはナショナル・ジオグラフィックの新進探検家賞を受賞。現在、世界ウイルス予測(GVF)を設立。責任者として、動物からヒトへ感染するウイルスの拡散を監視し、パンデミックを早期に警告するシステムを構築中

高橋則明 : 翻訳家。1960年生まれ。立教大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • どんぐり

    著者はグローバルウイルス監視体制を提唱する科学者。本書ではパンデミックを「全大陸の人間に広まった新種の感染因子」と定義する。世界に広がった交通網は、人間と動物を結びつけ、新型ウイルスの出現を加速させた。西アフリカで大流行中のエボラ出血熱の状況を見てもわかるように、地球は相互接続された一つの世界となり、感染症には弱い世界なのだ。人類とウイルスとが共存してきた長い歴史を振り返っても、動物-ヒトからヒト-ヒト感染に至ったHIVの例のように、新しい感染症の世界的流行が起きやすい状況にあることは間違いない。

  • ヨクト

    ウイルスは目に見えない。無害も悪性も良性もいる。至る所にいる、見えない地球の支配者ウイルス。本書ではウイルス感染のメカニズムやウイルスと人間の歴史、致死性を持つウイルスについて解説。HIV・インフルエンザ・エボラ・狂犬病・天然痘など。悪性ウイルスのアウトブレイクやパンデミック(世界的規模でも流行)を防ぐ為には、発展したネットワークと未来を予知した対策を講じる必要がある。島国である日本はある程度恵まれた環境なのかもしれない。対策の為、必要以上の不安を抱かない為にウイルスについて認識を深めておく必要はある。

  • みかん山のみかん

    宿主に水を怖がらせて、唾液にウイルスを集め、拡散を目論む狂犬病のウイルス。猫の腹に入りたいがために、宿主の鼠に猫を魅惑的に見せようと神経回路に働きかけるウイルス。目に見えざるものが、目に見えるものより危険だが魅力的に見えた。「これから将来、数百万の微生物の標本が集められれば生命に関する私たちの理解は根底から変わる。」と作者はいう。それは、いつなのか、生きている内に、是非その瞬間を覗きみたいと切に思う。

  • p.ntsk

    そもそもウイルスとは何かから始まり長い進化の歴史の中での人類とウイルスの関係を生物学的な視点から考察。ウイルスとどう共存していくかその可能性と展望をウイルス研究の最前線から紹介。ウイルスの広大で多様な世界にはただただ驚くばかりです。ある特定のガンを退治するウイルスもあるそうです。著者の立ち上げたGVF(世界ウイルス予測)の今後の動向に注目するとともに活躍に期待したいです。本書に登場する生物学者や疫学者のウイルスに懸けるあくなき献身と情熱には感服するばかりです。

  • maimai

    人類の進展に伴う疫病との闘い。エボラ、天然痘、ペストと多くの感染症と闘ってきたが症状の原理原則を知ることが最優先。今回のコロナはサイトカインストームが発生して多臓器不全に陥ることが問題なので、藻類や芋類でPHSを放出して免疫力を上昇することが大切みたいです。ヒトからヒトだけではなく哺乳類から感染することも多いので感染経路を知ることは大切ですね。今回のコロナで各国で進む生物化学兵器の是非が問われていますが、ウイルスをテロ組織に売買するウイルスbusinessが行われているのも確か。生き辛い世の中だな、、

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