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100のモノが語る世界の歴史 3 近代への道 100のモノが語る世界の歴史(全3巻)筑摩選書

ニール・マクレガー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480015532
ISBN 10 : 4480015531
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

陸の帝国はついに外洋に乗り出す。世界はグローバルな物と人のネットワークを基盤とした近代への歩みを始め、各地で文明の衝突と悲劇が繰り返された。遺された物は、奴隷貿易とアフリカ分割が残した傷跡をいまも鮮明に示している。戦争の世紀の一方で、われわれは自由を獲得するための闘いも続けてきた。人類がたどりついたこの「近代」とは何だったのかを問いなおす。大英博物館とBBCによる世界史プロジェクト完結篇。

目次 : 第14部 神々に出会う(1200〜1500年)/ 第15部 近代世界の黎明(1375〜1550年)/ 第16部 最初の世界経済(1450〜1650年)/ 第17部 寛容と不寛容(1550〜1700年)/ 第18部 探検、開拓、啓蒙(1680〜1820年)/ 第19部 大量生産と大衆運動(1780〜1914年)/ 第20部 現代がつくりだす物の世界(1914〜2010年)

【著者紹介】
ニール・マクレガー : 1946年イギリス生まれ。大英博物館館長。美術史家。美術学術誌「バーリントン・マガジン」の編集者を経て、87年から02年までロンドンのナショナル・ギャラリー館長。02年より現職

東郷えりか : 上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • わんこのしっぽ

    T〜Vまでまとめて。大英博物館展テキストとして手に取ったシリーズ。今回の展示と違う物もありましたが流れは同じなので行く前に目を通しておくと会場を回るとき余裕を持って楽しめます。帰ってきてからもう一度じっくり読むと展覧会を二度楽しめるはず。

  • キムチ

    BBC制作、大英博物館誌のラスト。紅茶歴史解説の個所で、英国の立場を超越した普遍的コメントが気になった。後半章はセックス・戦争・金・・近代から現代に人類は歩みを進めた結果、歴史の中でモノは何を語るのか、多少虚無的な感想を持った。後半の所蔵物ほど哲学的なものを感じ、普遍の困難さを思い知る。 北斎「神奈川沖浪裏」に潜む理念には驚愕。深読みに嘆息すらも。 S・ソンドハイムの作品における我が国江戸末期への風刺は後日D・キーンによれば日本社会の変化に対するメタファと述べている。特に印象深かった。

  • 彩也

    「世界の歴史を見るとき、それぞれに分断され、引き離された別々の文明の歴史を見ているのではないと気づくことが非常に大切です。文明同士は大いに接触し合っていたし、そこには相互の結びつきのようなものがあります。世界の歴史はいくつもの文明の歴史ではなく、世界文明の歴史なのであって、似通った形になることも、異なる場合があっても、つねに相互にかかかわり合いながら発展を遂げたのだと、私はつねづね思ってきました」このシリーズのテーマは、この言葉に尽きる。

  • むとうさん

    「100モノ」完結編で、今回は近代。といっても中世末期の宗教関連のものから始まるが。相変わらず読んでいるだけで楽しい本である。面白いのは、99が「クレジットカード」で100が「ソーラーランプと充電器」であること。1000年後の人類が20世紀末〜21世紀初頭をどのように捉えるだろう?という疑問に対して一つの答えを示唆すると同時に、ここまで見てきた100個の様々な「モノ」が、当時の人にとってどのような存在であったかを間接的に物語っている。うん、実に良いシリーズであった。

  • moonanddai

    このシリーズに度々登場したイスラームが、他の宗教に対して、実は相当寛容性をもった歴史を作ってきたことに気づかされた。これまで宗教間、あるいは同じ宗教内で多くの争いが行われてきたが、キリスト教は寛容性という意味では厳しい宗教なのですね。/ともあれ、世界の歴史というものは縦、一つの文明、一つの文化、一つの宗教、一つの国だけでは決して成り立っていないものだということが、よくわかりました。当然、日本も…。

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