ニール・スティーヴンスン

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スノウ・クラッシュ 新版 下 ハヤカワ文庫sf

ニール・スティーヴンスン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150123550
ISBN 10 : 4150123551
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

スノウ・クラッシュを使用したアヴァターは制御不能となり、現実世界の実体までもが意識不明に陥る―“特急便屋”の少女Y・Tとともにこの怪事件の調査に乗り出すヒロ。アメリカとメタヴァースを駆けめぐり、ライブラリアンAIの導きで自意識や言語の発生源へと古代シュメール史を遡行する大活劇の果て、明らかになる人類の陥穽とは?Google、PayPal、Metaの創業者たちに霊感を与え続けるヴィジョン。

【著者紹介】
ニール スティーヴンスン : 1959年、アメリカ・メリーランド州フォートミード生まれ。ボストン大学にて地理学と物理学の学士号を取得し卒業。1984年に長篇The Big Uでデビュー。1995年刊行の『ダイヤモンド・エイジ』でヒューゴー賞、ローカス賞を受賞。続く1999年刊行の『クリプトノミコン』(ともにハヤカワ文庫SF刊)でローカス賞を受賞。その後も長大なSF作品を発表し続けている。近年は技術関係のノンフィクション記事も多く手がけ、またAmazon.comの創業者ジェフ・ベゾスが設立した航空宇宙企業ブルーオリジン社のアドバイザーも務めた

日暮雅通 : 1954年生、青山学院大学理工学部卒、英米文芸・ノンフィクション翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まふ

    作者の言いたいことは分ったが、理屈で考えると論理に無理アリ、という気がする。VRの世界なのだから、現実に一般大衆の世界にまで「スノウ・クラッシュ」が影響するかというと、「まあ、そんなこともあり得るかもしれない」ということをAIとギロンした。AIもそうかもしれないと言っていた。あくまでもSFの世界であるのだから。とは言え、全体的にはこの作者の言葉のセンスと発想の斬新さは良かったと思う。少なくとも、ル・グイン的な(?)持って回った言い方がないだけでも救われた。G772/1000。

  • Willie the Wildcat

    ラゴスの研究、クリントの”巻物”、そして『メ』などを巻き取り、怒涛のクライマックス。仮想世界と現実世界、2つの世界で〆るのがポイント!途中散見するBIOSクラッシュなどの現代の”余韻”と、特急便屋たちが活躍したり、「親指vs.中指」で心が通じ合うアナログな件に、思わずニヤリ。1992年出版から30年強、『あとがき』からも分かるが、著名先駆者たちの閃きとなったのは間違いない。当時私が読んでいたら?!それにしても、ライブラリアンAI、欲しい!メタファーなどを理解できないのが、これまたミソなんだなぁ。

  • 塩崎ツトム

    最期の最期、ピザ屋チェーンを経営するマフィアの親分が大活躍して全部持ってった。そして色々と未来を先取りしすぎた作品ではあるが、特に心に残ったのが、権威をどんどんと失った結果、ついにはブルシット・ジョブ製造機と化したアメリカ連邦政府の描写が生々しくてキツイ。意味のない回覧がまわって、それが読まれる速度まで監視されて、80点の印象になるように読む速度を調整するシーンがえげつない。

  • oser(読書家ではありませんドクシャーです)

    読むのに苦労した。 SF洋書特有の新語、造語に加え宗教学、用語が難解。 でも、上下巻読了した時の達成感は凄まじく「おぉ読んだー」と声をだしてガッツポーズをしてしまいました。 上巻はストーリーのテンポが気になりましたが、下巻は割とサクサクとストーリーも進み、アクションもスピード感があり、飽きる事なく読了。 全体を通してストーリーも魅力的でハリウッドのアクション映画のような感覚。SFとしてはとても面白い小説ですが メタヴァースが…Facebookが…と敷居を上げて読み始めると肩透かしを食らうかも

  • みなみ

    上巻から引き続き、一気に読了。現実世界とメタヴァースを切り替えながら戦うところが斬新で楽しかった。メタヴァースやアバターという概念が提示された出版時には、著者の先見の明があったことがよく分かる。また、アメリカでは、SF小説を現実にしようという意欲と力があることも感じたし、同じようなことが出来るかもしれないと希望が持てた(本作と違って平和的活用が望ましいけれど…)。

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