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極限環境の人体生理学 ニュートン新書

ニュートンプレス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784315526394
ISBN 10 : 4315526398
Format
Books
Release Date
November/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人体は過酷な環境に置かれたとき、どれほど順応できるのでしょうか?20世紀はかつてないほどの人々が、地球上でもとりわけ厳しい灼熱の地や極寒の高山を目指しました。本書は、ヒマラヤ、北極、南極、砂漠などの極限環境への探検に焦点をあて、人体の物理的限界を研究する極限生理学の歴史を解説します。また、遠征型の科学実験の背景となる政治的な思惑や植民地統治の状況についても明示。過酷な環境を実験場と捉え、危険な挑戦に立ち向かってきた研究者たちの歴史と、それに伴う科学の発展の軌跡を鮮烈に描きます。

目次 : 第1章 はじめに:高さと寒さの極限へ向けて/ 第2章 悲鳴を上げる肺/ 第3章 氷の原野/ 第4章 現地に固有の知識/ 第5章 山の上の血液/ 第6章 死も含めた最先端領域

【著者紹介】
ヴァネッサ・へギー : 博士。近代医学と生物医学の歴史家(1950年頃〜近代)。スポーツ医学と生理学、探検とエクストリームスポーツ、人種と性別の科学(進化、優生学、性検査)、ヴィクトリア朝の公衆衛生・女性医師・看護師、体育と家庭教育、北極と南極における生物医学、人体実験、人間の限界(熱、寒さ、高度)など幅広く研究を行う

紫藤治 : 島根大学医学部・生理学講座(環境生理学)教授。金沢大学医学部医学科卒。博士(医学)。専門は温熱生理学。体温調節、温度馴化を中心とした130編以上の国際学術論文を著すほか、生理学に関する共著など多数。日本生気象学会研究奨励賞、久野寧賞などを受賞

伊藤伸子 : 翻訳者。自然科学を中心とした書籍の翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • robamimim

    エベレスト、南極、北極、極地探検で人体はいったいどうなるのか。科学が人体の限界を解き明かすまで、食事、装備、睡眠、あきれる程の無茶を繰り返し謎を咀嚼していく。何故凍死したかを知るために遺族から発見時の装備をもらって同じ条件でどうなるか試してみるとか、すごい。その一方でシェルパ族の協力があってエベレストに登るのだけど、シェルパ族へのリスペクトがないとか、女性の探検家の功績を奪ってきた事とか、人種差別の歴史にも深く語られている。平地で暮らしていても限界を見る事はある。その時極限の好奇心が役に立つだろう。

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