ニック・エンフィールド

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会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか

ニック・エンフィールド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163916798
ISBN 10 : 4163916792
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あなたが耐えられる沈黙は「最大1秒」。日本人の返事は「世界一食い気味」。世界の会話分析でわかった人間の本性。

目次 : 第1章 はじめに―そもそも言語とはどういうものか/ 第2章 会話にはルールがある/ 第3章 話者交代のタイミング/ 第4章 その一秒間が重要/ 第5章 信号を発する言葉/ 第6章 質問と答えの関連性/ 第7章 会話の流れを修復する/ 第8章 修復キーワードは万国共通/ 第9章 結論―会話の科学が起こす革命

【著者紹介】
ニック エンフィールド : シドニー大学言語学教授、シドニー社会科学・人文科学高等研究センター長。東南アジア本土、特にラオスでの長期にわたるフィールドワークによって、言語、文化、認知、社会生活を研究している。ラオスの国語で、タイ、カンボジアなどでも話されているラオ語と、ラオスとベトナムの国境付近で300人ほどのコミュニティで使われているクリ語を専門とする

夏目大 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • したっぱ店員

    会話の「自分の番」をどうやって認識しているかとか、「え?」「えーと」みたいな繋ぎでしかないと思われる言葉の意味とか、目の付け所が面白かった。聞き返す言葉の違いで起きる相手への負担の違いなんて考えたこともなかった。「え?」みたいな言葉が世界中にあり、発音も似ているなんていうのも興味深い。ただ日本語のデータが少なかったのでその点物足りなさもあった。

  • サアベドラ

    近年盛んに行われてきている「生きた会話」を分析する言語学の成果を紹介したポピュラーサイエンス。著者はオーストラリアの言語学者。我々が会話で無意識に行っている行為や暗黙のルール(交互に行なう、相槌やつなぎことばを挟む、沈黙を含む相手の発言内容からその意図を読み取るなど)は、確かに書き言葉のみを分析対象にしてきた従来の言語学では掬いきれなかった事象ではある。指摘されて確かにその通りと思うもののあれば、新たな発見(日本語は返答速度がかなり早い、つなぎことばはある程度世界共通など)もあって楽しく読めた。

  • 踊る猫

    認めなければならないのは、この世には(村上春樹的な言い回しになるが)「完璧な伝達/コミュニケーション」はないということ。その真理を本書は実に鮮やかに証明していく。会話とはぼくたちが共同作業/コラボとして作り上げていくものであり、相づちなどを使うことにより絶えずその内容が刷新/更新されていく未完成なものである……と書くと「わかりきったこと」と思われるかもしれないが、ここまでていねいに論証されていくとぼくならぼくの中にあった会話への幻想が打ち砕かれていくのを感じる。英語学習の面からもタメになる部分が多いと思う

  • 宇宙猫

    挫折。やわらかそうな副題に反して、専門的に解説する本だった。興味深い内容だけど、実験の方法や詳しい内容は面白くなくて読むのが苦痛だった。結果だけをまとめて欲しい。大半が英語についてなのも、惹きつけられたかった理由化かも。

  • takka@ゲーム×読書×映画×音楽

    言語学が主に「書き言葉」に注目する中、本著は「話し言葉」、さらに話者の交代・会話中の「修復」・タイミングなど非言語の部分に着目している。例えば「主語を抜く」などの文法のルールは無視するが、「会話で一度に話すのは1人」など会話のルールは守る。ここから、他の動物にはない人間の利他性が見えてくる。特に気になるのは、「日本語の応答に要する時間は世界一短い」ということ。サラッと文中に出てきて言及されていないが、日本人なので気になってしまう。話したがりなのか、利他性が高いのか、時間をかけたくないのか…。

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