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キャビアの歴史 「食」の図書館

ニコラ フレッチャー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562054091
ISBN 10 : 4562054093
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

帝政ロシアから新生ロシアまで、体制変換の影響を強く受けながらも世界を魅了してきたキャビアの歴史。生産・流通・消費についてはもちろん、ロシア以外のキャビア、乱獲問題、代用品、買い方・食べ方他にもふれる。

目次 : 序章 太古の海の精髄(エキス)/ 第1章 古代魚、チョウザメ/ 第2章 ロシアの拠りどころ、イクラー/ 第3章 イランの事情/ 第4章 キャビア、ヨーロッパへ/ 第5章 アメリカのキャビアラッシュ/ 第6章 カスピ海の危機/ 第7章 チョウザメを作る

【著者紹介】
ニコラ フレッチャー : フードライター。宝飾デザイナーでもある。英国フードライター協会会員。食物史および料理に関する著書多数。『ニコラ・フレッチャーの究極の鹿肉料理Nichola Fletcher’s Ultimate Venison Cookery』でグルマン世界料理本大賞シングルサブジェクト部門(2008年)を受賞。2014年、鹿肉産業への貢献が認められてMBE(大英帝国五等勲爵士)を受勲

大久保庸子 : 南山大学外国語学部卒業。オハイオ大学大学院(言語学)、ハワイ大学大学院(日本語学)修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kinkin

    キャビア。もう30年くらい前なにかのパーティーで口にしたくらいでどんな味だったか覚えていない。なのにキャビアの歴史など知ってどうする、ロシアでは魚卵を総してイクラーというらしい。ということは日本でいうイクラはサケ以外のたらや鯛、他いろんな卵もそう言えばいいのか。キャビアから話は飛ぶけどボラの卵で作られたからすみ(超高い)はお酒をよく飲んでいた頃は大好きだったことを思い出した。キャビア・・・チョウザメが激減しているので天然キャビアも食べられなくなると思う。どうでもいいけれど・・図書館本

  • Kouro-hou

    キャビアの歴史はチョウザメの歴史。油断すれば絶滅まっしぐら(ニンゲンのせいで)の種とどうつきあうかというお話でもある。元々は豊富な資源で、余って猫のエサだったり、宗教的に肉が食えない庶民の友だった事もあるキャビアは、ロシアの外交土産としてやがて世界でスターダムに。何せ卵には10〜20年かかるので環境の悪化と魚の減少と共に価格高騰。ソ連が崩壊したら制御システムも無くなって種が危機をむかえても儲かれば良い、ってそんな時代も。最近養殖で生体を殺さずに卵を搾り出す技術も出てきたそうで、上手く行って欲しいなあと。

  • 秋良

    珍味であって美味ではないイメージのキャビア。実は種類が豊富で、中には代用キャビアなるチョウザメ以外の卵から作るものもあると。赤いキャビア≒日本のイクラ。その美味しさと鈍くささから乱獲され、環境汚染もあって絶滅の危険もあるチョウザメ。禁漁期間を設けるならともかく、食べるのも禁止すると逆に保護に必要な資金が集まらなくなる、ワシントン条約にのると研究目的の入手もできなくなるなど、ただ保護すりゃいいってもんじゃない問題の複雑さが分かる。

  • Rieko Ito

    コンパクトな本だが、面白い話がいろいろ出てくる。ロシアがアメリカから安くキャビアを輸入し、詰め替えてロシア製として高額で売ったとか。

  • 木倉兵馬

    キャビアと言えば世界三大珍味ですね。チョウザメ(ややこしいことにサメの仲間ではない)の卵を食べる、この行為に魅了された人々はチョウザメを乱獲してしまい、天然の資源を取り尽くしかけること幾度。日本の漁業、特に今は鰻やサンマにも引き寄せて考えられそうです。一方で、チョウザメの保護の難しさも伝わってきました。主な漁場であるカスピ海は石油埋蔵地帯であるため、環境汚染も考えなくてはなりません。更に、金にならなくなったときチョウザメは保護されうるのか?というジレンマも知りました。

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