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「協力」の生命全史 進化と淘汰がもたらした集団の力学

ニコラ・ライハニ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492224113
ISBN 10 : 4492224114
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 第1部 「自己」と「他者」ができるまで(協力を推し進めるもの/ 個体の出現/ 体のなかの裏切り者)/ 第2部 家族のかたち(育児をするのは父親か母親か/ 働き者の親と怠け者の親/ 人類の家族のあり方/ 助け合い、教え合う動物たち/ 長生きの理由/ 家族内の争い)/ 第3部 利他主義の謎(協力の社会的ジレンマ/ 罰と協力/ 見栄の張り合い/ 評判をめぐる綱渡り)/ 第4部 協力に依存するサル(他人と比較することへの執着/ 連携と反乱/ パラノイアと陰謀論/ 平等主義と独裁制/ 協力がもたらす代償)

【著者紹介】
ニコラ・ライハニ : 英国王立協会の大学研究フェローで、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの進化論・行動学の教授。同大学の社会進化・行動研究所のリーダーも務める。人間を含めた生物の社会的行動の進化が専門。科学誌に70以上の論文を寄稿し、その研究成果に対して2018年度フィリップ・リーバーヒューム賞(心理学部門)が授けられた。2018年には英国王立生物学会のフェローに選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • おせきはん

    自分の遺伝子を後世に残すために競合しつつも、他の生物より利他性をもって集団で進化してきた人類の協力のあり方を中心に論じられています。協力する一方で見栄を張ったり他人と比較したり対立したりもする人類に関する考察は興味深かったです。一方で、地球規模の課題に集団で協力して対処できるものか、様々な対立がある中で考えさせられもしました。

  • りょうみや

    分子、細胞、個体、家族、集団と様々なレベルで協力、共進化を語っている。昆虫、がん細胞、国家など幅広い。協力した方が長生きできるからということになるけど、それだと近視眼的になりがちでそれより外を含めた全体として悪影響があるというのがほぼ共通する。例えば戦争や環境破壊など。専門用語が極力少ないようで幅広い進化のよい入門書。ぱっと読み。

  • J

    ★★★☆☆ 「利己的な遺伝子」の特に興味深いところを取り出して深掘りしたような内容。良かったです。ただ、第4部はイマイチ。なくても良かったかな。

  • Y田

    協力、又それと表裏一体の争いが自然の中でどう淘汰、選択されてきたか。物事を進化からの視点で見ると理解できる事が多いのがよく分かる。細胞、遺伝子レベルから個体、集団レベルまで、それぞれが利益を最大化(損失を最小化)するために「大きな綱引き」をしている、という世界の一つの形が見えてくるように思う。◆陰謀論を信じる傾向がパラノイアの一つの形と説明される。つまりこういう性質が過酷な環境(何万年単位)を生き延びる上で選択されたと。非常に興味深い。「今」だけを見ていては分からない事があるなと感じる。

  • naohumi

    ヒトは協力する生き物であるが、それは淘汰されない為に進化した結果なのかも知れない。ヒトだけでなく、他の生物も協力し合う事例はありつつも、ヒト独自の特性は興味深い。協力し合う事が結果的に今の世の中を作っているのだと思う。ただ、その反面、コロナや温暖化のような課題も山積。これもまたヒトが協力し合ってきた一つの結果かも知れない。どちらにせよ、これからも進化でプログラムされてきた「協力」によって、社会を世界を守り共に生きる事が何より必要。そんな事を考えた。

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