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やくそく

ニコラ・デイビス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784776406334
ISBN 10 : 4776406330
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

わたしは、スリだった。じぶんと同じようにまずしい人たちから物をぬすんで、生きていた。ある晩、くらい通りで、ひとりのおばあさんに出会った。カバンをひったくろうとすると、おばあさんが言った。「おまえさんにやるよ。これを植えるってやくそくするんならね」あのとき、おばあさんとかわした「やくそく」。その意味に気づいたとき、少女は、それをまもるためにうごきはじめた。

【著者紹介】
ニコラ・デイビス : ケンブリッジ大学で動物学を専攻。くじらやこうもりをはじめ、数かずの動物の研究、子ども向けの本の執筆、英国BBCで野生動物や自然をテーマにした番組のプロデュースにも関わっている

ローラ・カーリン : 英国王立美術大学卒業。『ヴォーグ』、『ガーディアン』、『ニューヨークタイムズ』などで特集が組まれる注目のイラストレーターである。2011年“The Iron Man”で、ボローニャ・ラガッツィ賞フィクションの部優秀賞受賞。『やくそく』が最初の絵本作品である

さくまゆみこ : 出版社勤務を経て、翻訳家となる。現在は青山学院女子短期大学教授であり、「アフリカ子どもの本プロジェクト」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房

    「おまえさんにやるよ。これを植えるってやくそくするならね」。ぎすぎすして笑顔を見せる人もない街でスリをして暮らす少女に残っていた柔らかな心。暗い通りでおばあさんの鞄を奪い取ろうとした時、おばあさんが投げた言葉。「わかったよ」と言って走り去り鞄を開けると……中には『未来』が入っていた。そして、少女は『やくそく』を守った。何もかもが壊れた街の道路脇や錆びた手すりのそばに未来の種を植えていく。それが緑の芽を出す頃、街は変わっていった。ページを繰るほどに色が増えていく。心が柔らかになっていく。2014年2月初版。

  • chimako

    すさんだ街、すさんだ人々、すさんだ私。私はスリ。ある日、おばあさんの鞄をひったくる。おばあさんは言った。「これを植えるのなら鞄をあげる」中にはたくさんのたくさんのどんぐり。私は植える。ここにもあそこにも。やがて芽が出て若木になった。人々は変わる。花を植える。野菜を植える。そこでおしゃべりする。お茶を飲む。違う街に行っていた私の鞄を取ろうとした少年がいた。約束した。人の気持ちが変わることをわたしは知っているから。生きるのに必要なのは、何だろうね。

  • 千穂

    わたしはスリ。すさんだ街で老婆からカバンを盗む。老婆は植えると約束するなら、くれてやるよ、と。ドングリをきれいと思い、約束を守った娘。すさんだ心が満たされていくように絵本のページに美しい色がついていく。心が暖かくなる。

  • わむう

    スリをして生活している少女は、ある晩、おばあさんから荷物を奪う。「これを植えてくれるならカバンはあげる」と言われ中を見てみるとドングリ。町の風景がかわるうちに少女の心はどんどん救われいく。絵も無彩色から色が豊かになっていきます。貧困の連鎖や善意の受け渡しを教えてくれる絵本。

  • たまきら

    すさんだ町のすさんだ女の子が強盗を働く。でも、それが不思議な効果を生み出す…魔法のようなおはなしで、ページをめくるごとにビックリ。オタマさんには難しかったかな?と思いましたが、5歳児なりに感じるところがあったようです。

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