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人類のやっかいな遺産 遺伝子、人種、進化の歴史

ニコラス ウェイド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794969231
ISBN 10 : 4794969236
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜオリンピック100m走の決勝進出者はアフリカに祖先をもつ人が多く、ノーベル賞はユダヤ人の受賞が多いのか?なぜ貧困国と富裕国の格差は縮まらないままなのか?ヒトはすべて遺伝的に同じであり、格差は地理や文化的な要因からとするこれまでの社会科学に対する、精鋭科学ジャーナリストからの挑戦。最新ゲノムデータを基に展開する、遺伝や進化が社会経済に与える影響についての大胆不敵な仮説。

目次 : 第1章 進化、人種、歴史/ 第2章 科学の歪曲/ 第3章 ヒトの社会性の起源/ 第4章 人類の実験/ 第5章 人種の遺伝学/ 第6章 社会と制度/ 第7章 人間の天性を見直す/ 第8章 ユダヤ人の適応/ 第9章 文明と歴史/ 第10章 人種の進化的な見方

【著者紹介】
ニコラス・ウェイド : イギリス生まれの科学ジャーナリスト。ケンブリッジ大学キングスカレッジ卒業。『ネイチャー』および『サイエンス』の科学記者を経て、『ニューヨークタイムズ』紙の編集委員となり、現在は同紙の人気科学欄『サイエンスタイムズ』に寄稿

山形浩生 : 1964年東京生まれ。東京大学工学系研究科都市工学科修士課程修了。マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務するかたわら、科学、文化、経済からコンピュータまで、広範な分野での翻訳と執筆活動をおこなう

守岡桜 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Miyoshi Hirotaka

    人種間の個体差は僅かでも、集団を形成すると異なる構造の社会や経済体制をもたらしてきた。生物は環境変化の圧力で自らを適応させてきたが、人間には狩猟から農耕への移行や言語や文字の発明等、自ら作り出したものも進化への圧力になった。それらは地域や民族間の通婚や征服により優勝劣敗の原則で淘汰されつつ現在に至っている。人類の進化は今も続いていて、個体や集団が制御できない遺伝子レベルで人類の運命が決められている。さらに、大航海時代以降の民族浄化や断種等の悪手の記憶が生々しく、冷静で客観的な議論が困難であることが厄介。

  • ステビア

    山形先生が解説で書いてるとおり差し引いて読むべき本だろうけど、面白い部分もある。社会について考える際に、遺伝というファクターを無視することは難しいだろう。

  • smatsu

    他の方々が書いているように、とても微妙で評価しづらい本である。いろいろと予防線を張ってはいるが、結局文明間の経済的格差は遺伝的な要素から来る、知能の進化の度合いで勝ったのが北欧系の白人だからだ、と言いたいんですよね…エスノセントリズムと受け取られてもしょうがない話なのでPC的に避難囂々になる。それもわかって書いている。これだけの主張をするからには根拠とロジックは相当しっかりしていないといけないが、後書きで訳者の山形さんも指摘しているようにこの程度ではちょっと厳しくないかなと。まぁ、賛同はしかねます。

  • takao

    (前著)5万年前、宗教を生み出す本能

  • 紙魚

    人種というものはなく,人の集団の間の際は環境の違いでしかないよ,という一般論に対して, 遺伝子の変異と淘汰のスパンは一般に思われているよりも短く, 25世代(1000年)もあれば, 交流のない集団間の遺伝子には明確な差異が生まれるよ,と主張する内容.動物実験の結果や, 統計データに基づいた分析とかは説得力あるんだけど, 人の行動や社会的特質まで話を広げるのはうーん. なんとなく, わかっててわざと危険球投げているようにも見える.

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