ニコラス・シャクソン

Individuals/organizations Page

Books

世界を貧困に導く ウォール街を超える悪魔

ニコラス・シャクソン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784478109342
ISBN 10 : 4478109346
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

詐欺を企てる金融エリート、政治家・情報機関とつながる多国籍企業、世界を操る危険な金融街…世界経済のたどってきた道を紐解きつつ、意図的につくられた格差の構造を告発する!

目次 : 少額の手数料から見えてくる金融化現象/ 資本家による破壊工作/ 国境を超えた新自由主義/ 第二の大英帝国誕生/ 見えざるゲンコツ/ 第三の道/ ケルトの虎/ ロンドンという抜け穴/ 富とその鎧/ プライベート・エクイティ/ 搾取者の進軍マーチ/ エビデンス装置/ 金融を社会に貢献するものとするために

【著者紹介】
ニコラス・シャクソン : イギリスのジャーナリスト。タックスヘイブン、金融センター、資源問題を中心に、「フィナンシャル・タイムズ」紙、「エコノミスト」誌などに寄稿している。NGO団体Tax Justice Networkの一員でもある

平田光美 : 慶應義塾大学法学部卒。同志社大学大学院でMBA取得。幼少期から中学時代までをロンドンで過ごす。大学では独占禁止法を中心とした国際経済法を専攻。バイリンガルとして大学在学中から翻訳に加え英会話を教え、国際会議や企業の会議通訳も務める

平田完一郎 : 慶應義塾大学経済学部卒。1970〜80年代に住友銀行ロンドン支店及び同行現地法人に14年間勤務。国際金融、為替ディーリング、証券各業務に携わる。スウェーデンの大手銀行スウェッドバンク及びスウェーデン地方金融公社の日本代表を務め、現在、スウェーデンの商社ガデリウスの監査役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 人生ゴルディアス

    金融部門が肥大化すると国家経済に悪影響を与えるみたいな言説はちょくちょくあって、その実例を延々と上げていく感じ。著者が英国人らしく、シティの発展と旧植民地やタックスヘイブンの関係、地獄の民営化マーチについて詳しく書かれていて、同じ金融部門批判でも米国系書籍とは趣が違ってよき。ユーロダラーの解説、ケルトの虎についても詳しく書かれていて助かった。やはりアイルランドは貧窮化戦略だよね。難点は衒学的な文章で、それがなければページ数半分くらいになったのでは。

  • furu_sato_sf

    NHKで放送されている「欲望の資本主義」ともつながるが、結局現在の資本主義は資本家のためのものであり、労働者と資本家が両方得をする仕組みなどありえない。コンサルタントのような資本家に寄り添うビジネスが拡大する限り、労働者への分配などは、言葉では出てきたとしても、現実的には達成されない。ではどうするべきなのか?悩んでも答えは出ないが。

  • M&T

    綿密な取材と分析が説得力を持つ。ディープステート論、陰謀論が噂ではなく、実は黒幕は国際金融家たちだったと言うことか。ここに書いてある歴史・史実を辿ればタックスヘイブンを介して、裏社会と国家予算以上の資本がある国際金融家たちが手を組めば、信じがたい犯罪が陰で行われていることは真実かもしれないと思う。

  • ahwai55555

    本書は英米の金融エリート(国際金融資本)による国内外への巧妙な金融搾取の現状を緻密な分析により明らかにしている。バブル崩壊後の失われた30年の中でわが国の暮らしが一向に良くならないのは、この間に国際金融資本による日本全体への搾取が巧妙に進んできた結果が大きいと感じる。日本の政治家は国際金融資本の手先として、民間活力導入や国家間競争の名のもとに、日本の国力を貶める政策を続けてきたのかも知れない。この腐った現状を正すための動きが、英国同様に、果たしてこの日本でも立ち上がることはあるのだろうか。

  • hironob

    グローバルな「金融化」によって富が金融エリートに集約され、社会のリソースが生産から非生産へ移り、格差が広がり市位の人々や社会がそのツケを払ってる的な、反ネオリベ的な主張の本。 ウォール街視点で語られることが多いこの手の本だが、本書はロンドンのシティ視点で語られており、UKが大英帝国の凋落からグローバル金融へ舵を取ったことによる世界への影響が説明されていて面白い。 個人的にはPEファンドの章が、企業再生ってそんなに儲かるのかなと思っていたが、そういうカラクリがあったのねという感じでおもしろかった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items