ヘタイラは語るかつてギリシャでは…

古代ギリシャの都市国家では、女性は結婚すると女部屋にしか生活の場がなかったが、高級遊女“ヘタイラ”は男たちの間で重きをなしていた。産婦人科医の著者が、ヘタイラの視点からギリシャ社会の多面性を活写する。

【著者紹介】
ニコス・パパニコラウ : １９２６年１２月４日、エトロアカルナニア県のプラタナス村生まれ。現在はアテネに住む。小学校を優秀な成績で卒業後、アテネ市内の第六ギムナシオンに入学。同校を卒業後、アテネ大学医学部に入学。専攻は産婦人科。１９５９年卒業後、アメリカ、フランス、スコットランドに留学。その後、テサロニキ大学の産婦人科学部で３０年間教授。現在アテネ「ユーロクリニック」産婦人科の主任

谷口伊兵衛 : 本名・谷口勇。１９３６年福井県生まれ。１９６３年東京大学大学院西洋古典学修士課程修了。１９７０年京都大学大学院伊語伊文学専攻博士課程単位取得。１９７５年１１月〜７６年６月ローマ大学ロマンス語学研究所に留学。１９９２〜２００６年立正大学文学部教授。２００６年４月同非常勤講師

高野道行 : １９３９年東京都生まれ。１９６３年上智大学外国語学部英語学科卒。ギリシア神話研究会「ヘレネの会」「ムーサの会」主宰、「アテーナーの会」講師、初級ギリシア語教室「オリーブの会」講師、日本エーゲ海学会会員

安藤・コンダクサキユウ子 : １９４７年東京都生まれ。１９６９年鶴見女子短期大学保育科卒。１９７４〜７７年アテネ日本人学校勤務。１９８５年以降ＮＨＫラジオ第１海外レポーター。１９９３年以降通訳、通訳ガイド。１９９７年以降山形放送（ＹＢＣ）海外レポーター。現在、ＮＨＫテレビギリシア取材を始め日本人著名人のギリシャ旅行コーディネーター（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）