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白い拷問

ナルゲス・モハンマディ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065353813
ISBN 10 : 4065353815
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2023年ノーベル平和賞受賞!女性刑務所の内情を暴く衝撃のノンフィクション。

目次 : ナルゲス・モハンマディの歩みと主張/ ナルゲス・モハンマディからノーベル委員会への手紙/ ナルゲスとイランの女性の状況について―理解を深めるための序文(ライオンたちの咆哮―シリン・エバディ/ ナルゲスとその闘いの歴史―ナエレ・トヒディ/ 女性たちの連帯の輪―シャノン・ウッドコック)/ 獄中手記―ナルゲス・モンマディ(「3歩歩けば壁」の独房/ 2010年6月 3歳の双子を置いて2度目の収監/ 人生を破壊され、基本的な欲求を奪われる ほか)/ 12のインタビューと13人の証言(ニガラ・アフシャルザデ―6歳と8歳の子どもと歩いているとき、道端で逮捕される/ アテナ・ダエミ―道端でいきなり逮捕され、すぐに6時間の取り調べを受けて刑務所へ/ ザラ・ザクタチ―あいまいな「モハレベ」の罪で逮捕され、夫と娘と妹も同時に拘禁 ほか)

【著者紹介】
ナルゲス・モハンマディ : イラン・イスラム共和国の人権活動家、市民運動家。フェミニスト運動の主導者であると同時に、ジェンダーやセクシュアリティ、人種、宗教、階級に基づくすべての差別に強く反対。死刑廃止運動の中心的人物でもある。国家平和評議会副代表、人権擁護者センター(DHRC)の副代表およびスポークスパーソンを務める。1972年4月21日、イラン・ザンジャン州生まれ。カズビーン・イマーム・ホメイニ国際大学で物理学を専攻。学生時代は人権と社会正義を求める学生運動に身を投じる。卒業後、イラン・エンジニアリング・インスペクション・カンパニーで検査技師として働くかたわら、改革派の出版物や新聞にジェンダー平等や民主主義をテーマに寄稿。2023年のノーベル平和賞受賞は異例の獄中での受賞となった。現在も獄中にありながらSNSでの発信やメディアへの寄稿を精力的に行っている

星薫子 : 早稲田大学第一文学部卒。通信社勤務、雑誌編集、コピーライティングを経て、翻訳家に。夫と息子、ペットの金魚とともに東京で暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • pohcho

    23年に獄中でノーベル平和賞を受賞したナルゲス・モハンマディさんの手記と13人の女性受刑者へのインタビューをまとめたもの。窓のない3歩歩けば壁の小さな箱。壁のずっと高い場所に穴があいていて、はめこまれた小さな電球が点きっぱなしになっている。そんな部屋でたった一人過ごすという想像を絶するような孤独。それも数日ではなく何年も。この世界にこんな恐ろしい国があるのか。そして妻として母としてごく普通に生きてきた女性達が、こんなひどい目にあわされても自分を強く持ち続けていることに驚き。あまりにも壮絶なノンフィクション

  • ぽてち

    2023年にノーベル平和賞を受賞したナルゲス・モハンマディさんの手記と、ナルゲスさんと同じく独房に閉じ込められ拷問を受けた13人の女性受刑者へのインタビュー集。中東・イランで女性として生きる。ただそれだけのことが、ここまで辛く苦しいとは……と絶句した。もちろん、男性だから楽に生きられるというわけではないのだが、それでもである。セミダブルベッドくらいしかない独房の狭さにも驚愕。閉所恐怖症にもなるなあ。愉しみを見出す読書でないことは承知しているが、語られる内容がほぼ同じなので、少々飽きてしまった。申し訳ない。

  • 空のかなた

    拷問とは暴力や脅しだけではない。独裁者のイランで23年にノーベル平和賞を受賞した人権活動家ナルゲス・モハマンディの獄中記。信じる宗教が異なる、人権を唱え国家の安全を脅かした、様々な逮捕事由がまかり通る。独房で昼夜分からないように電灯を灯されたまま。他の囚人が許されている権利を自分だけ取り上げられる。独房から出てトイレや聴取に移動するほんの少しの距離さえ、目隠しとチャドルで周りから遮断される。子供や家族に危害を与えると追い詰められる。生きて釈放されて、また逮捕されされる、その連続。強靭な精神力に感服。

  • 練りようかん

    イラン・イスラム共和国の政府が反体制的と判断した女性たちを、狙い撃ちにして拷問する経緯が綴られる12本のインタビュー集。非人間的な扱いを長期間受けると身体に異変が起き、自分の身体だとさえ感じられなくなるのが自然光遮断のビタミンD欠乏の影響を思わせ、「人間缶詰」という恐ろしい独房拘禁がいかに闘う気力を砕くのか、間接と直接の不当な暴力に疑問と苦痛ばかりが浮かんだ。特に家族愛の強さとトイレにまつわる執拗さ、そして著者に強い言葉の力を感じたことが印象的。男性に対しても優しくない男性優位社会の不毛さを端々に感じた。

  • kenitirokikuti

    ちょろっと立ち読みした。イランについてはよく分からない。『テヘランでロリータを読む』を読んだのはずいぶん前だ。そのほか、映画『バーダー・マインホフ』や『サフラジェット(邦題は全然ちがうが)』を思い出した。最近見れてないな、そのジャンルの映画。

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