ナディーン・マシスン

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The Jigsaw Man(原題)ハーパーbooks

ナディーン・マシスン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784596316844
ISBN 10 : 4596316848
Format
Books
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

テムズ川の河岸で人体の一部が相次ぎ見つかった。検死の結果、異なる男女のものであると判明。さらに遺体には服役中の連続殺人犯“ジグソー・キラー”のシンボル―関係者しか知りえないはずの図形が刻まれていた。ロンドンを震撼させた凶悪なシリアルキラー逮捕から2年半。特捜班の警部補ヘンリーはジグソー事件との関連を調べるため刑務所に面会に赴くが、時を置かず新たな切断遺体が発見され…。

【著者紹介】
ナディーン・マティソン : ロンドン生まれ。グリニッジ近隣でデプトフォードに在住。刑事弁護士として活躍する傍ら、ロンドン大学シティ校で創作を学び、クライムライティングのコンテストで優勝。初の長編クライムノベルとなる『ジグソー・キラー』(原題The Jigsaw Man)でミステリー作家としてデビューを果たす

堤朝子 : 東京都出身。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ち〜

    2年半前の『ジグソー・キラー』による連続バラバラ殺人事件を模倣した事件が相次いで起こる。かつてジグソー・キラーを逮捕したが大怪我を負わされPTSDとなったヘンリー警部補が再び立ち向かう。警察とシリアルキラーが別に模倣犯を追い詰めるおいしい構図だが、今ひとつハラハラ感が弱め。が、ラストの解決や最大のピンチはモヤッとはするものの、割と満足できた。ロンドンにおいて、黒人女性が警部補を務める困難さや夫との対立、上司との微妙な関係。新人刑事ラムーターの成長。そしてヘンリーの素晴らしいチームに期待して次作も読みたい。

  • うまる

    服役中の殺人犯と同じ手口で起こる事件としては、よくあるパターンではありますが、主人公と殺人犯の因縁や段々と被害者たちの繋がりが見えてくる所が面白かったです。ただ終盤、真犯人が見えてきてからグダグダしたかな。驚く展開もなくそのまま終わってしまったので、今一つ盛り上がりに欠けた感じもあります。シリアルキラーの造形は、穏やかさと荒々しさを兼ね備えた猟奇ぶりで良かったです。あと知的な所があればなぁと。真犯人と対峙して何かしてほしかったです。終わりがいまいちだけど、2作目が翻訳されたらまた読むとは思う。

  • ひろ

    ロンドン各地で見つかるバラバラになった遺体。それは二年前に逮捕されたジグソー・キラーと同じ手口であった。誰が、何のために再び殺し始めたのか。主人公の女性警部補が連続殺人犯を追う。ストーリー展開もキャラクターもまさに海外ドラマといった感じ。600ページを超える分厚さにも関わらず、中弛みなく読めた。むしろ後半は駆け足に感じるほどで、書きたい内容を詰め込んだ印象を受ける。あらすじから有名作を思い浮かべざるを得ないが、その系譜を外れず描かれている。安心はあるが、驚きがあってもよかったかも。

  • タナー

    少し前から気になっていた作品。かなりのページ数ではあるが、読みはじめたら思っていたよりも面白くて、意外とはやく読了できたかな。何となく「羊たちの沈黙」に雰囲気が似ている。"ジグソー・キラー"オリヴィエは本当に死んだのか?何かラストがスッキリしなくて疑問が残る。この作品がシリーズ1作めで、次作は本国では昨年リリースされる予定となっているが、どうなのだろう。続きが気になる。最近面白くて他の作品も読みたいと思っても翻訳が出ていないものが多い。日本の出版に携わっている方々には読者のことをもっと考えて頂きたい。

  • icchiy

    優秀な黒人女性警部補ヘンリーが主人公のノアール警察小説。ロンドンが舞台であり、非常に暗くて気が滅入る物語である。ただ登場人物が魅力的で分厚いながらページを捲る手は止まらない。逮捕され獄中の連続殺人鬼を真似た殺人が発生し、模倣犯を追うも公開されていないある印が被害者に付けられていて、、どのように殺人犯を追い詰めていくのかを読ませていく。レクター博士並みに頭が切れる獄中の殺人鬼とのやりとりはどこかで読んだような新鮮味ないものの鉄板として面白く読むことができた。

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