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ISBN 10 : 4560094675
Content Description
半世紀以上を経て娘が探し当てた亡き母の生。二〇一三年のある夏の夜、若くして逝った母の痕跡をたどる旅が始まった。手がかりとなるのは母の名前と残された三枚の写真、二通の書類、そして「わたし」のおぼろげな記憶だけ。忘却に抗い、失われた家族の歴史と、自らのルーツを見いだす瞠目の書。ライプツィヒ書籍見本市賞受賞作。
【著者紹介】
ナターシャ・ヴォーディン : 1945年バイエルン州フュルトで、戦時中ドイツに強制労働者として連行されたロシア人の父とウクライナ人の母のもとに生まれる。少女時代を難民収容所で過ごし、母親を早くに亡くしたあと、カトリックの女子施設で育つ。電話交換手や速記タイピストとして働いたのち、ロシア語を学び直し、通訳の資格を取得。1970年代にソ連を訪問。1980年代の一時期モスクワに暮らし、数多くの著名な作家と知り合い、ロシア文学の翻訳を始める。1980年から作家として活動を開始、1983年、Die gl¨aserne Stadt(『ガラスの街』)でデビュー。その後、ヘルマン・ヘッセ賞(1984年)、シャミッソー賞(1998年)、グリム兄弟賞(1989年と2009年)、アルフレート・デーブリーン賞(2015年)を受賞。2017年に刊行した「彼女はマリウポリからやってきた」はライプツィヒ書籍見本市賞とアウグスト・グラーフ・フォン・ブラーデン賞を受賞。2019年にはヒルデ・ドミーン亡命文学賞を受賞した。最新作は2021年に刊行された『ナスターシャの涙』。2022年、これまでの全作品に対してヨーゼフ・ブライトバッハ賞を受賞
川東雅樹 : 1953年大阪生まれ。1976年北海道大学文学部独文科卒。1980年同大学院博士課程中退。2019年まで秋田大学教育文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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どんぐり
読了日:2023/03/26
天の川
読了日:2023/05/21
たま
読了日:2023/03/18
ヘラジカ
読了日:2023/01/02
Nobuko Hashimoto
読了日:2023/06/01
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