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ゴッホはなぜゴッホになったか 芸術の社会学的考察

ナタリー・エニック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894344266
ISBN 10 : 4894344262
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
三浦篤 ,  

Content Description

現在最も有名な近代画家・ゴッホ。生前は不遇だった画家が、死後異常なほど評価され、崇められるに至ったのはなぜか。近現代における芸術家神話の典型を、気鋭の芸術社会学者が鮮やかに分析する。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    本書は美術書ではない。 作家に興味があるときは、本書のような資料がちょうどよい。 いろいろな文献のありかがわかったので、ゴッホについて調べたいことがあるのに役立つ。 感じたものを他人に伝える必要があるときに、文字を使う。 文字を使う時に、背景となる情報が役立つことがある。

  • つっきー

    「ゴッホは社会の無理解に晒された悲劇の人である」というイメージはどのようにして生まれたのか、ゴッホを賛美する行為の背景には何があるのか、「逸脱」「刷新」「和解」「巡礼」という聖人伝説の構造を参照しつつ、「罪悪感」からくる「償い」という概念を手がかりとして分析する。 このような芸術の擬似宗教化現象は非常に興味深いが、筆者が結論で述べているように、「芸術」を「宗教」として考えることは適切ではない。重要なのは、なぜ芸術家を聖人であるかのように賛美するのか、そこにある「聖性」とは何か、を明らかにすることである。

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