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書くことのメディア史 Aiは人間の言語能力に何をもたらすのか

ナオミ・s・バロン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750518671
ISBN 10 : 4750518670
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

"ChatGPT, DeepL, Grammarly, Copilot, DALL-E2, Midjourney‥
 ──生成AIがもたらすのは、書くことの終焉か、新たな始まりか。

古代ギリシアのアルファベットの誕生から、現在のAI技術の最先端まで。
言語学のエキスパートが、文字と人類をめぐる壮大な歴史を俯瞰しながら、「書くこと」の現在、そして未来を明らかにする!

**********

〈文字を書くことで、人間は自分が本当は何を考えているのかを知ることができていたのだとしたら?〉

【Contents】
 ◇チンパンジーの手話は「言語」なのか
 ◆ギリシアの哲学は表音文字から生まれた
 ◇AIが作ったアートや小説の「著作者」は誰なのか
 ◆AIはどうやって「嘘をつく」のか
 ◇AI文章生成は、書くことを仕事とする人々の職を奪うのか
 ◆AIは人間の役割を「置き換える」のか、「拡張する」のか and more‥"

【著者紹介】
ナオミ・S.バロン : 言語学者。アメリカン大学名誉教授。長年にわたりIT技術が言語に及ぼす影響の研究をおこない、アメリカ記号学会元会長も務めた。現在も、コンピューターやモバイルデバイスの黎明期からAIまで、テクロノジーによる読み書きの変遷について考察を続けている

古屋美登里 : 翻訳家

山口真果 : 翻訳家。ヨーク大学政治学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • shikada

    「書く」ことは人間に何をもたらし、どう変遷してきたかをまとめた一冊。書くツールはペンからキーボードへ、そしてAIへと移行しつつある。AIに依存するとありきたりな表現に陥り、思考と内省の機会を失うと警鐘を鳴らしている。本書で語られた歴史を見るに、速く正確な文章を書くために、書くツールは不可逆的に進化してきた。今さらキーボードを禁止できないように、AIの普及も不可避だろう。古くは文字が発明された頃「文字で記録すると記憶力が悪くなる」なんて言われたそう。人類の歴史は、技術によって情報を外部化してきた歴史だ。

  • izw

    AIが進化して文章を生成できるようになってきた。我々が文章を作成するとき、先にAIを使うか、後で使うかで活用し始めている。また、綴り・文法・用語の間違い訂正機能に使い慣れてきている。この状態が続くと人間の文章作成能力はどのように変化するかを考察している。また、AIは創造性があるのか、人間の書く能力を超えるかも心配なところ。ただ、人類の歴史で新しい技術革新が出るたびに心配されてきたことを繰り返している気もするが、今回の問題は特別か。それにしても日本語の題名「書くことのメディア史」は勘違いしやすくて良くない。

  • Shori

    大作だが苦労して読む。9章AIの創造性が興味深かった。創造性のレベル別に考えると、個人の満足→原理的になし ある程度の評価を得る→⚪︎ +プロの作品→⚪︎?可能性はあるがまだ実例は少なそう 文化を変える創造→流石に想像できない また、AIが代替ないし共同作業できるからこそ、主導権をもつ=責任をおうオーセンテイシティ重要。これは今の仕事にもつながる。

  • TK

    人間にとって書く意味とは。AIによる文章作成で、人間が書く必要性はなくなるのか(結果、雇用は奪われるのか)。AI時代に書くことをめぐる問いに答えることが目的であり、真剣に考え、他者に思いを伝えるためには、自分で書かなければならない(AIの力を借りるにしても)というのがひとまず議論の落ち着きどころだろう。ただ、そのような欲求がある人は実はあまりいないのではないか、という疑念は消し去ることはできないのだが。スペルチェック、予測入力などを含めれば、書くことはすでに機械との共同作業になっているという指摘は面白い。

  • Go Extreme

    AIと人間の言語能力変容 AIの嘘 ハルシネーション データバイアス問題 ゴミ入力ゴミ出力原則 文字文化黎明期 陶片追放 読み書き能力 脳神経再利用 アメリカ英作文教育普及 小論文自動採点の歴史 言語マシンの夢と現実 深層学習 機械翻訳 暗号解読からの発想 機械翻訳とポストエディット 実務翻訳 ローカリゼーション 機械が著者となる時代 AI執筆と盗用検出困難 人間参加型AI AI創造性 効果的な驚き AIによる芸術模倣 再現 手書き対キーボード入力 AIツール依存と能力低下懸念 書くこと 内省と伝達手段

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