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闇の礎 死のエデュケーション

ナオミ・ノヴィク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784863898301
ISBN 10 : 4863898304
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

虚空の闇に浮かぶ魔法使い養成学校“スコロマンス”。学園生活最大のサバイバル試練となる卒業式を生き抜いたガラドリエル(エル)らだったが、学校と怪物たちを葬り去った虚空には、エルの最愛の友人・オリオンが自らの意志で“目玉さらい”とともに残ってしまった。一方、エルが戻った現実世界では、次々と世界各地の魔法自治領が破壊されていた。果たして、エルはオリオンを、そして世界を救うことができるのか?

【著者紹介】
ナオミ・ノヴィク : 1973年ニューヨーク生まれ。2006年「テメレア戦記」シリーズが刊行開始され、もっとも優秀なSFファンタジーの新人作家に贈られるジョン・W・キャンベル賞や、コンプトン・クルック新人賞を授賞。人気シリーズとして巻を重ね、2016年全9巻で完結した。また、2016年に長編ファンタジー小説『ドラゴンの塔』が、投票によってその年最高のSFファンタジー小説に贈られるネビュラ賞を授賞した。他に『銀をつむぐ者』などの作品がある。Organization for Transformative Works,Archive of Our Ownの創設者。現在は、家族と6台のコンピュータとともにニューヨークに暮らす

井上里 : 1986年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 小太郎

    1巻目を読んだ時はまさかこんな話になるとは思いませんでした。こちら予想をはるかに超えた出来栄え、最近のダークファンタ―の中でも傑作だと思います。特にこの3巻目は前2巻で散りばめられた数々の伏線の見事な回収。それにきっちりと作り込まれた魔法の存在する魅力的な世界観の構築。主人公エルのツンデレ剛腕魔術少女の健気さ。ハラハラドキドキのストーリー展開。最後は色々賛否もあると思いますがこんな本が読めて大変満足です!後書きで作者がハリーポッターの二次創作をやってたと聞いて納得、まさに裏ハリーポッターですね。★4.5

  • こゆ

    超ダークな魔法学校もの「死のエデュケーション」シリーズ最終巻。1700頁もの長編を読んだのは久しぶりで、遅読の私にはハードだったけど、とても面白かった!スコロマンスにオリオンを残して卒業してしまい悲しみに暮れるエルだが、ロンドン自治領が襲撃されリーゼルに助けを乞われる。自治領やスコロマンスの想像を絶する成り立ち、曾祖母の不吉な予言などの謎が怒涛の勢いで伏線回収。1巻を読んだ時には全く想像もしなかったような壮大な話に驚愕。スコロマンスを卒業したエルが同級生たちと一緒に世界中を飛び回るのはワクワクするし、→

  • tom

    今年のベストテンに入る。第一巻から語られた謎が、巻末に至って明らかになり、主人公エルと相棒オリオンの産まれた意味が説明される。この長い物語(1700頁を超える)で語られた主人公の世界との関りと成長。いったん解決したかに見えても、世間というもの、悪い循環が続くという著者の見立てと、それでも・・・という著者の願望。これらが一緒になって楽しめたのだろう。帯には「おまえなら暗闇の中に光を見出すことができる」と書いてるけど、ファンタジーだから書けるこの世界。楽しんで読んだ。残るはテレメア戦記、読むかどうか?

  • ゆるりは

    ガラドリエルが愛するオリオンの喪失に苦しみ、自治領のおぞましい成り立ちとオリオンの秘密に苦しむ巻。でも、これまで築き上げてきた友情がガラドリエルを救ってくれる。一部、友情以上のものが混じってるけど…オリオンはたぶん気にしないでしょう(笑)ダンプカー呼ばわりされる首席の才媛リーゼルが素敵。「礎」の行為は日本でも歴史的に存在してたなあと思うと、ガラドリエルの勇気が余計に輝いて見えます。システム対個人。分厚い3冊だけど面白くて、年末年始にあっという間に読了しました。

  • カマンベールねこ

    素晴らしかった!卒業し外の世界に出たことで世界観が一気に広がった!にしてもいろんな所に行き過ぎだと思ったけど(笑)これまでの謎は全て納得のいく形で回収されたし、ホント綺麗に完結したと思う。オリオンの母親は衝撃だったけど、つりあいの法則を考えると必然というか、そりゃあそうだろうなと。魔法自治領と目玉さらいだってそう。ところでスコロマンスそんな所にあるんかい!なんでポルトガル?元ネタ通りルーマニアじゃ駄目だったの?このシリーズ面白く完結したし、次はこの筆者の別作品、テメレア戦記も読んでみようかな…

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