Books

文豪春秋

ドリヤス工場

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163912141
ISBN 10 : 4163912142
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2020
Japan

Content Description

「芥川賞を私に下さい」と選考委員の佐藤春夫に手紙を出した太宰治。中原中也と小林秀雄のある女性をめぐる三角関係。谷崎潤一郎の「細君譲渡事件」……教科書に載るような文豪たちも、実生活ではワイドショー顔負けの様々な事件を起こしていた。それらを文藝春秋創業者・菊池寛がこっそり教える漫画版文壇事件簿。漫画に描くのは、『有名すぎる文学作品をだいたい10ページぐらいのマンガで読む。』シリーズで知られるドリヤス工場さん。同シリーズは、又吉直樹氏が日本テレビ系「世界一受けたい授業」で二度にわたって取り上げ、累計40万部以上になっている。今回の本には、又吉直樹氏が以下のような推薦コメントを寄せている。
「面白かった!常識を超えた変態性を知ると、その作家の作品に触れたくなるのが不思議。楽しみながら、読書欲を掻き立ててくれる漫画です」

(登場する文豪たち)
太宰治 中原中也 川端康成 檀一雄 坂口安吾 谷崎潤一郎 宇野千代 国木田独歩 永井荷風 岡本かの子 夏目漱石 直木三十五 石川啄木 山本周五郎 志賀直哉 向田邦子 若山牧水 須賀敦子 樋口一葉 久米正雄 泉鏡花 江戸川乱歩 第島崎藤村 林芙美子 中島敦 与謝野晶子 澁澤龍彥 吉屋信子 菊池寛 芥川龍之介

【著者紹介】
ドリヤス工場 : 東京都出身。同人活動を行いながら2005年より漫画家として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
これは勉強になります。 マンガ形式で、大...

投稿日:2021/03/11 (木)

これは勉強になります。 マンガ形式で、大勢の作家を紹介していく。 出版社の女性社員の質問やぼやきが、いい感じで腰砕けで、おもしろい。 学生には勧めたいですね。 ぜひ、続刊を期待しています。 芥川、太宰、安吾の悲劇とやさしさの連鎖は、知っていても、じんわり来ます。 テストに出ない逸話も多いですが、作家に関心を持つようになる一冊だと思います。

ダム さん | 千葉県 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • TakaUP48

    先日「文豪、社長になる」で、創業者・菊池寛の苦労話を読んだ。その「文藝春秋」に関わった小説家や、周辺の人々の人生を手短にまとめたマンが。「吾こそはいかに売らんかな」の小説家たちは、男女の差がなく、何と気まま、わがまま、思ったままに突き進む人達なのか。ワイドショー顔負けの実生活、週刊文春に叩かれまくる文壇事件簿。普通の人?なら売れるはずもなく、どこか常軌を逸した人でなくては…。その感覚が、尖っていた故に売れた人達なのでしょうね。今の時代なら、叩かれまくった人々が教科書に「文豪」として載っているのが面白い!

  • ミライ

    太宰治、芥川龍之介、夏目漱石、与謝野晶子などなど、様々な文豪の秘話や面白エピソードを紹介した漫画(著者は「有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」のドリヤス工場さん)。とんでもない酒豪、借金しまくり、極端な潔癖症だったりと文豪面白エピソードがズラリと並ぶ。案内役は文藝春秋を創刊した菊池寛(の銅像時々絵画)と編集者の女性、この二人?の掛け合いも面白い。しかし、明治〜昭和初期に活躍した文豪は破天荒でぶっ飛んだ人が多い、誰よりも人生楽しんだからこそああいった作品が書けたのだと実感した。

  • sofia

    先日行った菊池寛記念館に置いてあり「又吉絶賛!」と帯にあるので借りてみた。昔の教科書にも載る有名な作家たちのとんでもエピソードが読みやすいマンガで、銅像の菊池寛が語る。まさに文壇事件簿。令和の時代ならネットで炎上することばかり。こういうエネルギーの強い人たちは令和じゃつぶされちゃうなあ。

  • kei-zu

    並み居る「文豪」を巡る事件の数々を菊池寛(の銅像)が解説。水木しげるタッチのとぼけたやりとりがおかしい。 それにしても、文豪ともなると個性の強い方々ばかり。胃にもたれて、読了に時間がかかりました(^。^;)

  • なる

    文藝春秋という文芸誌を立ち上げた菊池寛を案内役にして、数々の文豪のエピソードを紹介している。ドリヤス工房による水木しげる翁タッチの画風は生かされつつも、どちらかというと文豪の逸話が中心なのでそれほど気にならない。一般的に(文学館まで行くような人に)知られている情報からさらに踏み込んだ醜聞も添えていて面白い(といっても文芸春秋社のなんとかっていうカストリ雑誌ほどではないけど)。割と客観的なのでパージされてないし。作家単体だけでなく甘いものや酒の章も好き。ラストの菊池寛と芥川龍之介のエピソードも印象的。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items