ドミニク・シュナペール

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市民の共同体 国民という近代的概念について 叢書・ウニベルシタス

ドミニク・シュナペール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784588010262
ISBN 10 : 4588010263
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「国民(ネイション)とは何か?」という問いに答えることは、「民族」や「国家」とは異なる、近代社会の政治的プロジェクトとしての「市民の共同体」の理念を明らかにすることである。20世紀の戦争と国際政治の経験を踏まえつつ、ナショナリズムや民族的・宗教的帰属の問題を正しく理解し、乗り越えるための議論を提示した、現代民主主義論の必読文献。待望の邦訳。

目次 : 序論 理念としての国民と民主主義/ 第1章 定義/ 第2章 政治的なものと国民的なもの/ 第3章 市民権による超越/ 第4章 国民的特殊性の創出/ 第5章 国民を考える/ 結論 国民に対立する民主主義?

【著者紹介】
ドミニク・シュナペール : 1934年生まれ。社会学者。パリ政治学院およびパリ大学社会学博士課程(第三課程)修了。パリ第五大学にて博士論文『文化的伝統と産業社会』により文学博士号を取得。1981年より2015年現在に至るまで、フランス国立社会科学高等研究院(EHESS)教授(研究ディレクター)。現代におけるフランス共和主義の代表的論者の一人として世界的に知られ、その歴史への深い知見に基づく研究は高く評価されている

中嶋洋平 : 1980年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。フランス国立社会科学高等研究院(EHESS)政治研究系博士課程修了。政治学博士。現在、東洋大学ほか非常勤講師。専門は、政治思想史・ヨーロッパ統合思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    1994年初出。本書で明らかにしたこと:近代国民社会の理念型の本質的特徴が、市民権で成員の具体的な出自や特殊な信仰、社会的不平等を超越することで、一つの抽象的政治社会を作り出す企てにあること。市民の共同体=市民的、法的、政治的に自由で平等な市民から形成。民主主義の国民は、政治的政党制の原理で、社会的紐帯の源泉。市民による社会を特徴づけるものとは、社会が市民的原理で社会の民族的現実を超える原理を定め、その正統性の根拠を創造的なユートピアに置くこと(2頁〜)。

  • ラウリスタ〜

    現代フランスを代表する社会学者のシュナペールさんの本。たぶん、邦訳は二冊目とかじゃないかな。もう80超えてるのに、今もEHESSの教授?終身制なの?内容は「国民」というここ200年ほどで作られた概念について。民族と国民の違いとか、国民形成の遅れ(ドイツ、イタリアでの)が、どう歴史を左右したかとか、一番アクチュアルには、EUが強くなることで、国家が抜け殻となり、スコットランドやカタルーニャ、そしてこの間分裂した国家ベルギーに都合がいいとか、そんなことについて。最近出来た国民も、まもなく形骸化するということ。

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