Product Details
ISBN 10 : 4588010492
Content Description
秩序をおびやかす犯罪者たち、公権力を担う警察・司法組織、そして両者の近代的イメージを創り出した大量発行の新聞・出版ジャーナリズムは、民主主義社会の治安の危機をいかに映し出してきたか。犯罪文化史研究の第一人者が、連載小説や三面記事、警察官の回顧録などの膨大な資料をもとに、犯罪や監獄に関わる文学的表象や、“社会防衛”の言説史を多面的に分析した新しい社会史。
目次 : 第1部 犯罪(犯行現場―パリのトポグラフィーと社会的イマジネール/ 「アパシズム」の考古学―一九世紀の野蛮人とアメリカ・インディアン/ 「危険階級」の終焉?―『ファントマ』シリーズにおける労働者と犯罪者/ 夜襲という恐怖)/ 第2部 捜査(警察官の回想録―ひとつのジャンルの出現?/ 捜査官ジャヴェール/ 二〇世紀初頭の「危険性」と「社会防衛」/ 処罰の危機?)/ 第3部 メディア(一九世紀における三面記事と犯罪小説/ 監獄の光景/ 戦時中の三面記事(一八七〇‐一九一四)/ 一九一四年から一九一八年にかけて―連載小説の終焉?)
【著者紹介】
ドミニク・カリファ : 1957年生まれ。1994年、ミシェル・ペローの指導のもとパリ第7大学修了。レンヌ第2大学准教授、教授を経て、2002年、アラン・コルバンの後任としてパリ第1大学教授に就任。2015年にはアンスティチュ・ユニヴェルシテール・ド・フランス会員に任命される。近代の犯罪と大衆文化が専門
梅澤礼 : 1979年生まれ。上智大学卒業後、ベルギー政府給付生、フランス政府給付生として留学したのち、2012年、パリ第1大学博士課程修了。日本学術振興会特別研究員を経て、現在立命館大学嘱託講師。専門は近代の文学と犯罪学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
Susumu Kobayashi
読了日:2017/01/22
だん
読了日:2017/03/19
抹茶ケーキ
読了日:2017/04/28
だん
読了日:2023/08/10
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

