Dohnanyi Suite, American Rhapsody, etc, Leo Weiner : Patrnostro / Vienna Radio Symphony Orchestra

ドホナーニ：組曲、アメリカ狂詩曲、ヴェイネル：セレナード

名指揮者クリストフ・フォン・ドホナーニの祖父、エルンスト・フォン・ドホナーニ（ドホナーニ・エルネー）。ピアニストとして活躍しただけではなく、教育者としてはアニー・フィッシャーやゲオルグ・ショルティなど数多くの弟子を育て上げた優れた功績で知られます。作曲家としても数多くの作品を残しましたが、残念なことに演奏される機会が多いとはいえません。この「Capriccio」のシリーズではドホナーニのロマンティシズムと官能性に満ちた作品の数々を現代に蘇らせています。
　シリーズ第5集となるこのアルバムに収録されているのは、1幕ものの歌劇『シモーナおばさん』の序曲と、ドホナーニの代表作の1つ『組曲 嬰ヘ短調』、彼の最後のオーケストラ作品となった『アメリカ狂詩曲』の3曲。なかでもアメリカ民謡が数多く引用された『アメリカ狂詩曲』は聴きごたえたっぷりの作品です。
　添えられているのはドホナーニより8歳年下のレオ・ヴェイネル[1885-1960]の『セレナード』。彼もドイツ・ロマン派とハンガリー民謡の融合を目指した作曲家の1人です。
　演奏は世界的なオーケストラと数多く共演し、卓越したパフォーマンスで活躍する指揮者パーテルノストロ。交響曲第1番に続くドホナーニ作品のアルバムとなります。（輸入元情報）

【収録情報】
1. E.V.ドホナーニ：歌劇『シモーナおばさん』 Op.20〜序曲 (1911/12)
2. E.V.ドホナーニ：組曲 嬰ヘ短調 Op.19 (1908/09)
3. E.V.ドホナーニ：アメリカ狂詩曲 Op.47 (1953)
4. ヴェイネル：セレナード ヘ短調 Op.3 (1906)

　ウィーン放送交響楽団
　ロベルト・パーテルノストロ（指揮）

　録音時期：2019年6月18,19日（2,3）、2020年6月22,23日（1,4）
　録音場所：オーストリア、Wien, RadioKulturhaus
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）