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ISBN 10 : 4797219068
Content Description
人間の憲法的意義がつきつめて論究されていることに加えて、憲法論の基軸は人間ではなく、人間を含む自然全体なのではないか、憲法論は現在の世代だけではなく、将来の世代をも視野に入れるべきではないのか、更に、憲法論が自然全体や将来世代をも視野に入れるようになった場合、国家と国民との関係を単に侵害者‐被侵害者の関係としてのみ捉え続けてもよいのか、といった問題が、立入って検討されている。
目次 : 1 基礎理論(法と倫理/ 憲法問題としての「次世代に対する責任」―「世代間契約としての憲法」をめぐって/ 人権ないしは基本権の存立を支える思考原点としての「人間の尊厳」 ほか)/ 2 環境と憲法(環境保護と「人間の尊厳」/ 環境保護と国家の基本権保護義務/ 自然環境の利用と保全―生態系保護の憲法論 ほか)/ 3 科学技術と憲法(憲法23条の学問の自由/ 未出生の生命の憲法上の地位を人工生殖・生命操作技術―ドイツの理論の問題点と可能性/ ヒト・クローン技術の法的規制とその根拠 ほか)
【著者紹介】
栗城寿夫 : 名城大学法学部教授
戸波江二 : 早稲田大学法学部教授
青柳幸一 : 横浜国立大学経営学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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