トーマス・c・フォスター

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増補版 大学教授のように小説を読む方法(仮)

トーマス・c・フォスター

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560097304
ISBN 10 : 4560097305
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

小説好き必読の一冊!シェイクスピアや聖書の引用、天気や病気の象徴的使い方、性的暗喩、隠された政治的意図…。小説の筋を楽しむだけでなく、一歩踏み込んで読み解くための27のヒント。

目次 : 旅はみな探求の冒険である(そうでないときを除いて)/ あなたと食事ができて嬉しいです―聖餐式の行為/ あなたを食事にできて嬉しいです―吸血行為/ たしかどこかでお会いしたような/ 疑わしきはシェイクスピアと思え…/ …さもなければ聖書だ/ ヘンゼルディーとグレーテルダム/ ギリシア語みたいにちんぷんかんぷん/ ただの雨や雪じゃない/ ヒーローのとなりに立つな〔ほか〕

【著者紹介】
トーマス・C・フォスター著 : ミシガン大学フリント校名誉教授。オハイオ州出身。ダートマス・カレッジおよびミシガン州立大学で学び、2014年まで27年にわたってミシガン大学フリント校で、20世紀および21世紀英・米・アイルランド文学を教えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • くさてる

    いやあ、こんなすごいこと、こんなに分かりやすく教えてもらっていいの?と知的好奇心をくすぐられっぱなしの一冊でした。これまでほうほうと納得し足りあるいは首を傾げたりしながら読んでいた批評家たちの言葉の意味はこれか!という感動があります。様々な物語の原型や象徴、テーマについて理論的に語りつつもそこには血肉の温かさとユーモアがある。著者は本当に素晴らしい大学教授なんだろうなと思いました。最後にはあのキャサリン・マンスフィールド「ガーデン・パーティ」が収録され、批評の演習もできるお楽しみ付き。良かったです。

  • ラウリスタ〜

    英語圏小説のみという狭さはあるものの、小説を読む楽しさを教えてくれる本。対象は学部生(高校生も)で、国語(英語)の授業で使う。フランス系の文学理論に一切触れず、小説のプロットではなくストーリーを、「深読み(象徴に注意!)」していくスタイル。謎解きへの傾倒が強く、言語学に根ざした「科学性」を志向する仏系とは対照的だろう。老人と海、時計仕掛けのオレンジ、の主人公を「イエスの象徴」として読み直す、解釈の切れ味は圧巻。聖書、古代ギリシャ、シェイクスピアへの目配せを、どうやって感じ取るか、学ぶよりも慣れろ式の授業。

  • ひと

    小説をもっと深く味わえるようになりたくて。なるほど、英米文学はこのように分析するのですね。ギリシャ・ローマ神話や聖書、シェイクスピアなど元型の物語を踏まえた作品が多く、関連性を見つけることの楽しさ。個人的には馴染みが薄い領域ですが、なるほどと思わせられ、これら古典も読みたくなりました。最後の著者のメッセージ「教育とはふつう制度のことであり、証明書に判を押してもらうことだ。それに比して学びとは、自分が自分のためにすることなのである」が刺さりました。学び続ける自分でありたいです。日本文学も気になります。

  • masabi

    【概要】小説からストーリー以上のものを汲み取る方法について解説する。【感想】英米文学においてギリシア・ローマ神話、聖書、シェイクスピアを抜きに語ることができない。それらの豊穣な象徴やイメージが作品に現れるからだ。本書では作品に反復するイメージを取り出し、それが意味するものを解説する。

  • Minamihama

    素晴らしい本だ! 最後の方にある演習問題の「garden party」は一度英語で読んだことのある小説だったので、一々腹に落ちた。最後のおすすめ本リストもコピーして時間の許す限り読みたいと思う。

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